お知らせ

【Message】「さまざまな視点に立って考える」ことでより良い作品を作る

  • 2021年12月13日
お知らせ

小金井オープンキャンパススタッフ代表
生命科学部応用植物科学科3年
島崎 優也 さん(Shimazaki Yuya)


Messageでは、「自由を生き抜く実践知」を体現している学生の声を届けます。

私たちオープンキャンパススタッフは、学生が主体となって高校生に法政大学の魅力を伝え、「最高のオープンキャンパス」と感じてもらうことを目標に企画・運営しています。全スタッフ一丸となって積極的に行動し、オープンキャンパスという1つの作品を作るこの団体が私は大好きです。コロナ禍で思うように学生生活を送ることができていない1・2年生にも「この団体が好きだ、いつまでも大切にしたい」という気持ちになってほしく、私は代表として居心地の良い環境づくりに力を入れました。

そんな環境づくりの壁となったのは、コロナ禍という状況でした。当時の感染状況では対面での練習や会議の実施は困難で、オープンキャンパスがどのように実施されるのか分かりませんでした。しかし、オープンキャンパスがどのような実施方式であっても、最も重要なことは、参加者に「大学の雰囲気や実際の学生生活を伝えること」だと考えていました。

そこで、オンライン上でのスタッフ間コミュニケーションに加え、後輩の1・2年生には、直接顔を合わせる機会を設けることで、少しでも企画を充実させたいと考えました。職員の方とも綿密に相談を重ね、感染症対策を十分に行い、対面での打ち合わせなども行いました。対面練習の場ではスタッフがなるべく多くの人と話せるように、グループ作りを工夫したりしました。

結果的にオープンキャンパスはオンラインでの実施となりましたが、来場者の満足度が高いオープンキャンパスを実施することができました。また、スタッフの継続率も95%を超えることができ、スタッフの充実度を高めることができたのではないかと思います。

代表という立場はとても「責任」を感じるものでしたが、学ぶこともたくさんありました。例えば、団体を引っ張っていくには「さまざまな視点に立って考えること」が必要だということです。自分の考えのみを押し通すのではなく、参加者の視点、スタッフの視点、教職員の視点で考えながら意見を聞くことの重要性を学びました。2021年度オープンキャンパスが成功したのも教職員の方々、共に活動するスタッフのみんなの支えがあったからです。本当にありがとうございました。

(初出:広報誌『法政』2021年11・12月号)