お知らせ

アメフトから学んだ 「挑戦すること」の大切さ

  • 2020年08月21日
お知らせ

経営学部経営学科4年
岩松 夢乃 さん(Iwamatsu Yumeno)


岩松さんはアメリカンフットボール部で選手を戦術面からサポートするSA(スチューデントアシスタント)として活躍しています。

私とアメリカンフットボール(以下、アメフト)との出合いは幼稚園の頃だと思います。父が経験者だったこともあり、週末は父に連れられてアメフトの試合観戦をしていた記憶があります。

小学生になると、法政二高のアメフト部で活躍していた兄に影響を受け、同部のマネージャーになりたいと思うようになりました。しかし、私が高校受験を迎えた当時の法政二高は男子校であり、その思いは大学でかなえようと決めました。

大学生となりアメフト部へ入部してみたら、スタッフにも多くの役割があることを知り、非常に驚きました。チーム運営をサポートするマネージャー、トレーニングや怪我予防をサポートするトレーナー、情報発信を中心に活躍するマーケティングチーム、そして戦術面をサポートするSA(スチューデントアシスタント)です。

私は、それほどアメフトに詳しくないにもかかわらずSAを志望していました。マネージャーへの思いはいつしか消え、戦術面を担うことに興味を抱くとともに、何より新しい世界に飛び込むことへの期待があったと思います。

SAとなり大学3年を迎えた際、法政二高アメフト部の守備コーディネーター(守備コーチの責任者)への打診をいただきました。競技未経験かつ女性としては初ということで、選手や保護者の方々から不安の声が挙がることも覚悟していましたが、努力すればできないことはないという気持ちが勝り、挑戦することにしました。

多くの方に支えられ、素晴らしい選手たちにも恵まれた結果、目標にこそ届かなかったものの2019年度関東大会準優勝という近年にない素晴らしい成績を残すことができました。そして同時に多くの失敗も経験することができました。

自分の限界を決めつけず、挑戦するからこそ学べることがある―。これは私がアメフトを通じて得た最も大きな学びです。「未経験だから」「苦手だから」と思ってしまうこともありますが、私は、どこにでも自分に合った役割が必ずあると考えています。

アメフトは、選手だけでなくスタッフの役割もさまざまで、充実しています。チームは、選手とスタッフ全員の力があってこそ日本一という目標を掲げることができます。文面では伝えきれないほど奥深く、魅力の多いスポーツです。ぜひ会場でアメフトをご覧ください‼

(初出:広報誌『法政』2020年8・9月号)