お知らせ

【2018年度自由を生き抜く実践知大賞】進取の気象賞 英語学位プログラム実現プロジェクト紹介

  • 2019年02月28日
  • イベント・行事
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ノミネート理由・活動概要

英語学位課程が新設されるにあたり、受け入れにあたって「日本で学ぶこと」「法政大学で学ぶこと」がどういうことなのかをわかりやすく解説し、安心して留学していただくことができることを伝えるパンフレットを作成しました。それとともに、受け入れ関連部局の職員で定期的に会合を持ち、受け入れにあたって注意すべき点や検討すべき事項を話し合い、学生も職員も安心して英語学位課程が始められる環境づくりを行いました。

総長からの選定理由コメント

本学はまずグローバル教養学部において、すべて英語による受講で学位を取得し、卒業できるプログラムを完成した。次にSGU事業のもとで、複数の学部に英語学位プログラムのコースを設定し、英語で受講し卒業できる仕組みを増やしている。しかし日本語がまだあまり堪能でない学生たちには、さまざまな支援やケアが必要だ。教員のみによる対応では難しく、職員の尽力でよい方向に向かっていくことが、持続する条件である。そのことを十分に理解した事務職員が、部局を越えた取組をつくり出し、今後の法政大学のグローバル化を決定づける、極めて重要な役割を果たして下さった。まさに法政大学の新しい挑戦を担う、進取の気象の表れだ。

受賞の感想

「進取の気象賞」受賞にあたって 英語学位プログラム実現プロジェクト

このたびは素晴らしい賞を戴きありがとうございます。このプロジェクトは、グローバル化を機に、本学がかつて経験したことのない「全学的な業務の国際化」という課題に、部局の枠を超えて取り組み、悩みや情報を共有してきた、というところに価値があると感じています。SGU事業の採択後、本学では飛躍的に外国人留学生が増えており、とりわけ日本語がわからない学生をたくさん迎えるということは、大変な変化でした。2016年から3年、英語学位で入学した学部の留学生たちはいよいよ就職活動を迎えます。2018年からは新たなプログラムが始まり、彼らは2020年から多摩キャンパスに通い始めます。本格的なグローバル化は今まさに始まったばかりです。受入れに関わるスタッフは、日々新たな課題にぶつかりながら、悩み、工夫しながら励んでいます。こうした日常の努力の中に「実践知」の精神が宿っていることを、このたびの受賞を通じて我々も気づかされました。法政大学に入学した留学生たちが、満足度の高い留学生活を送れるよう、これからも支援体制を築いて行きたいです。


英語学位プログラム実現プロジェクト 委員一同