お知らせ

【実施報告】Lステゼミ「映画・ドラマを楽しむための犯罪捜査入門」

  • 2025年07月03日
お知らせ

1. 日時

2025年6月23日(月) 13:10~14:30

2. 場所

大内山校舎Y603

3. 参加者数

49名

4. 【Lステスタッフによる実施報告】

 2025年6月23日、Lステゼミ「映画・ドラマを楽しむための犯罪捜査入門」が市ヶ谷キャンパスで開催されました。講師には、本学文学部心理学科の越智啓太教授をお迎えしました。対面形式で行われ、参加者は、日本とアメリカにおける犯罪捜査の実態を学びつつ、映像作品をより深く楽しむための視点を得る機会となりました。

 講義の冒頭では、日本の殺人事件の発生件数や検挙率などが紹介されました。また、事件の多くは計画的ではなく衝動的で、犯人は身近な人であるケースが多いこと、証拠隠滅や逃走もほとんど行われないことなど、現場のリアルが語られました。

 続いて、日本の警察組織における所轄と本部の役割、難事件を扱う捜査一課の実態についての説明がありました。特に、実際には存在しない「9係」「10係」がドラマでは登場する点や、刑事の主な業務が書類作成であるという話は、ドラマと現実の違いを感じさせるものでした。

 さらにアメリカ編では、FBIやDEAなどの多様な捜査機関の特徴や、州をまたぐ事件捜査の難しさなど、日本とは異なる捜査文化についても学ぶことができました。

 参加者からは「真面目過すぎずに、楽しい授業だったので、良かったです。」や「映画と警察の現実を繋いだものを見た機会がなかったため、映画が好きで警察に興味がある身としては一石二鳥で楽しかったです。」という声が寄せられました。

 フィクションに描かれる捜査と現実の違いを知ることで、ドラマや映画の楽しみ方が一層広がることを実感できる、有意義な時間となりました。

お問い合わせ

学習ステーション(BT3F ピア・ラーニングスペース)

l-station-f@ml.hosei.ac.jp