氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
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福島 里桜 国本 琉海 後藤 倫太郎 三浦 雅道 |
デザイン工学部 | システムデザイン学科 | 1 |
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この作品は「ホラー映画を作ってみたい」という思いつきと、「もし描いたものが実体化されたら」という妄想のもとにシナリオを書きました。メンバーそれぞれの持っている技術をどう自然に組み合わせられるかを話し合いながら制作しました。
この作品は、SD学科でよく見かける「落書きをしている生徒」から発想を得てシナリオを考えました。描いたものが実体化したら、というアイデアは今の自分達が持っている技術で実現出来るかもしれないと考え、メンバーを集めて制作を開始しました。最初はかわいいと思っていたサメが食べ物を与えることにより大きくなっていき、そのうち描いた本人も制御しきれなくなるというドキドキ感を演出しました。しかし、動画を撮ったことのないカメラ担当、AFを初めて触るアニメ担当、CGを動かしたことのないCG担当と、始まりは前途多難でした。また、役者のドタキャン、思わぬ爆音ノイズ、トマトジュースで代用した血糊や、出力に時間がかかりすぎるCG素材等、様々なトラブルにぶつかりました。最終的に作品として形になったのは全員の協力的な姿勢のおかげです。我々は制作を通して、グループでの映像作りの難しさ、計画の重要性、それぞれの技術の応用方法を身を持って学びました。
まずは撮影をカメラで行いました。その後撮影した動画素材をAviutlに取り込み、シーンを組み合わせ、フィルターで色味を調整しながら編集しました。まとまった動画はアニメーション担当に渡し、AnimateとAFを使いノートにサメを付け足してもらいました。CG担当から受け取ったblenderの素材を動画に組み合わせたら、完成です。
鉛筆でノートに描いたキュートなサメが、ノートの中を泳ぎ出す。サメを描いた男子学生は当初そのことを不思議にも思っていないようだが、サメに噛みつかれたことを契機に恐怖心をいだき、ノートを放置する。放置されたノートを開いた女子学生が、サメに襲われ「あちら」の世界へと引き込まれてしまう。シンプルな内容ながら、カット割りの妙で魅せる短編映画に仕上がっている。