2023年度第19回デジタルコンテンツ・コンテスト

静止画部門・入選 TOY

2023年度第19回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
田端 龍翔
渡辺 太郎
経済学部
人間環境学部
国際経済学科
人間環境学科
4
3
  • 使用ソフト
    Procreate
  • 開発・制作・動作環境等
    ipad (OS)

作品要旨

昔使っていたおもちゃの居場所をあなたは知っていますか?おもちゃにはおもちゃの居場所があります。魂は意志そのものであり、自由です。

作品解説

この絵ではおもちゃの魂の居場所を表現している。私たちが幼い頃に使い古したおもちゃ達は今どこにいるのでしょうか。押し入れやの中に眠っているおもちゃは沢山いると思います。しかし形はそこにあれど、おもちゃの魂は別の世界で生活しています。そこでは世の中のたくさんのおもちゃ達の魂が集まり、姿形を変え、自由に自分達の形を表現しています。次の遊んでくれる人や童心を求め、「楽しませたい」という想いを魂同士で共有できているため楽しく過ごすことが出来ています。この作品ではおもちゃという物体を形作る「線」にこだわりました。より繊細に物体の形を表現するために直線や曲線を使い分け、滑らかさや硬さを表現した。さらに色塗りをする際にはなるべく薄い色を使用し、線をより際立てるよう注力した。また既存のおもちゃの形に寄せず、オリジナリティを出すため様々な図形を組み合わせ、作品の自由度を高めている。また、絵としての求心力を高めるために全体的な絵の密集度を上げ、見ていて飽きない作品作りを心がけた。おもちゃを使う時、子供は夢中で遊んでいます。この作品を見る際にも、そういった童心を蘇らせるきっかけになれば良いなと思いました。

デジタル技術の使用箇所・方法

レイヤーの不透明度をレイヤーごとに調整することで色と線がうまく引き立てられるようにした。Proreateのツールで図形表現機能があったため、正確な四角や円を描き出す際に使用した。また、線の太さを一定に保ちたかったため、オリジナルでブラシを作成し、入りと抜きでの太さの違いをなくした。その結果、書き込みを増やしても見辛くならないようにした。ブラシの太さを最大限まで大きくすることで、外枠の水彩画での表現を実現し、作品に含まれる雰囲気の濃さを誇張させた。