スポーツ中の目の傷害を減少させるべく,海外では安全基準を満たした「スポーツ用アイガード」の装着が推奨されていることをご存知でしょうか。
日本ではスポーツ用アイガードの安全基準はなく,その使用も積極的には推奨されていませんでしたが,このたび日本でも一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準(SG基準)として制定されました。
(スポーツ用アイガードのSG基準:
https://1337aa23-aaa6-41bc-ae68-70b326df477a.filesusr.com/ugd/f19996_90c0de15ad094ef890faba5bcd989049.pdf)
この基準の一部には,複合材料研究室(理工学部機械工学科 新井和吉教授)の研究設備を使用し,同研究室で提案した試験法が採用されています。
今後,青少年の目の傷害を減少させるため,一般のスポーツ用品店でもスポーツ用アイガードの入手が容易になると期待されます。
同研究室では, 二種類以上の素材を組み合わせた材料である複合材料について,その耐衝撃性向上の研究を行っています。宇宙機へのスペースデブリ(宇宙ゴミ)衝突や,航空機へのバードストライク(鳥の衝突),野球用バットとボールの衝突など,高速衝突による複合材料の破壊を防ぐための実験や数値シミュレーションを行っています。
【参考】
・複合材料研究室HP
・法政大学理系学部研究室ガイド
・法政大学理工学部