お知らせ

【自由を生き抜く実践知大賞】大賞「自主マスコミ講座」紹介

  • 2018年03月19日
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ノミネート理由・活動概要

マスコミ業界を志望する学生の夢の実現のサポートを行っています。職員有志が継続して永年取り組み、大学の売りとなるまで成長させました。

1988年の開設以来、マスコミ業界への学生の就職支援という実践的な目標達成のために、自由な発想で講座内容を充実させていき、優れた実績を残しました。教職員の自主的な活動として、これだけの内容を持った講座を長年にわたり維持していることは特筆に値します。

また、①学生は自由意思で参加していること。②「よき師よき友」が集い、また、それらにより運営させていること。③講座受講により健全な批判精神が涵養されていると同時に「実践的な知」(実践知を十分に理解していないが)にアプローチしていると考えられること。④卒業後はマスコミ人材として、社会の未来に貢献していると考えられること。⑤卒業後、マスコミの一線で活躍しているOB・OGが、後輩のために講師として、実践的な教育を行っていること。以上をサポートしている自主マスコミ講座(事務局)は実践知を具現化していると考えられます。

また、朝日新聞出版発行の『大学ランキング2018』のアナ部門で法政大学が、早稲田・慶応に次いで3位に入りました。この本は、大学のあらゆる部門をランク付けしていて、大学関係者や受験関係者も注目するなかでベスト3に入ったのは、快挙といえるのではないでしょうか。また、記事としても紹介され、注目度の高さも表しています。

参考

総長からの選定理由コメント

30年もの長きにわたって、部局を越えた教職員の有志によるボランティアで、課外活動として学生の能力開発を支え続けています。これまで同講座から巣立った卒業生たちの活躍により、自主活動でありながら学外(高等学校等)からも高く認知・評価されており、「マスコミに強い法政」として本学のブランドイメージの向上に大きく寄与しています。

同講座に在籍するためには、筆記試験を通過する必要がありますが、学生たちは自分たちの努力に誇りを持っています。そうした学生たちをボランティア講師として支えてくれているのが、外部のマスコミ人や同講座からマスコミ業界に巣立った卒業生たちです。こうした外部人材や卒業生たちとの良好な関係づくり・協力体制を構築していることも高く評価できます。

受賞の感想

この度は「自由を生き抜く実践知大賞」をいただきまして、誠にありがとうございます。「表現する仕事で社会に貢献したい」学生をサポートするというスローガンを掲げて、30年経ちました。発足時、どこの大学にもアナ養成の講座はありませんでした。自主マスは立ち上げ時、メインがアナ講師という偶然の部分もありますが、まさに進取の気象で、未開の分野に挑みました。結果、1期生19人のうち、アナが7人、読売新聞社、朝日新聞社、小学館など合計15人がマスコミ内定する快挙を成し遂げました。

途中、幾多の逆境を乗り越えられたのは、授業運営で学生の要望を最大限に取り入れ、かつ変化の激しい就職環境に柔軟に対応してきたからに他なりません。そして「先輩から後輩への恩送り」という良き伝統のもと、OBOGが適材適所で現役生を次々とサポートする体制になっています。その縦の糸と横の糸(同期の連帯意識)の強さも自主マスの強みです。

これからも夢を持って社会に貢献する人材を輩出するために、更なる努力精進を重ねてまいります。

自主マスコミ講座事務局長 勝又 秀雄(総合情報センター事務部次長)