【開催報告】課外教養プログラム「やる気の出る目標設定とは！？～動機付けの心理学からのアプローチ～」（2/3）

１．日時
2021年2月3日（水）10:40～12:20

２．場所
Zoom（オンライン上）

３．講師
藤田哲也　氏　（法政大学文学部心理学科　教授）

４．参加者数
27名

2月3日（木）、Zoomを用いたオンライン形式で課外教養プログラム「やる気の出る目標設定とは！？ー動機付けの心理学からのアプローチー」を実施しました。

このプログラムは、本学文学部心理学科の教授である藤田哲也氏を講師に迎え、やる気と成功可能性の相関関係、また目標を達成するために有効な方法である「小ステップで目標を捉えること」について学ぶことで、自分のやる気をコントロールし、新しいことにチャレンジしやすくするという事を目的とした企画でした。

初めにブレイクアウトルームで5人程度のグループに分かれて、自分が今チャレンジしようとしている事をシェアしました。その後、藤田氏による、やる気のコントロールについての講義が行われました。心理学の学術的な説明と、自己を振り返るグループワークを繰り返すことで、よりこの心理学の概念を身近に感じ、自分のものとして消化することが出来たのではないでしょうか。目標設定の心理学的な方法論は難解なものかと思われがちですが、藤田氏ご自身の経験を踏まえて説明頂いたので、参加者は分かりやすく講義を受講する事が出来ました。

講義終了後にはオンライン上ではありますが、モチベーションについて悩みのある参加者の質問にも丁寧に対応されていたのが印象的です。また、多くのグループワークを行った事で参加者間の交流も活発に行われていました。コロナ禍の影響で学生同士の交流がなかなか出来ない状況で、学生同士で交流が出来る貴重な機会となりました。

大学生は、自分の将来の夢のために様々なことにチャレンジすることが求められます。今回のプログラムを通して、心理学研究の教授が直伝する適切な目標の決め方、そしてその課題の進め方を多くの人が学ぶことが出来たのではないでしょうか。

今後、日常のいろんな場面で新しいことにチャレンジする必要が出てくると思いますが、そのときは的確にそのチャレンジの難易度を自分で判断し、あまりマイナス思考になりすぎずに、小ステップでチャレンジに対峙しようと思いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【報告・KYOPROスタッフ】渡辺麻由（国際文化学部・国際文化学科２年）