市ケ谷ボランティアセンター学生スタッフ「チーム・オレンジ」のメンバー5名が東日本大震災の被災地でボランティア活動を実施しました。
現地での活動内容は①語り部の方の講和(震災学習)②大槌町文化交流センターでのプランター作り、草取り、館内装飾活動③震災学習とツーリズムを組み合わせた研修の検証(研修疑似体験、ポスター作製、意見交換)の3部構成で行われました。今年度は例年8月に行われている被災地への学生ボランティアツアーがCOVID-19の影響で中止となりましたが、今回、小規模ながら現地に学生を派遣することができました。東日本大震災から間もなく10年が経ちますが、学生ボランティアのニーズは多くあります。ボランティアセンターではこれからも多くの学生を被災地ボランティアとして派遣していきます。
大槌に初めて訪れたため、復興の歩みを経験と照合することはできなかったが、おしゃっち内の模型や資料から、震災前の人と人、人と土地との結びつきを強く感じることができた。同館裏手の小高い山に実際に登ったが、その階段は急で、今も整備がなされてなく、非常時にこの階段を上ることに疑問を覚えた。神谷さんの「震災というきっかけはマイナスだったけど、外から人が来ることはポジティブにとらえたい」という言葉が印象的だった。(人間環境学部人間環境学科2年 横山 萌)
まず、コロナ禍の中遠野に行けるよう調整をしてくださった関係者の皆様には感謝してもしきれません。4年間毎年遠野に行けた事は私にとってかけがいのない経験であり、色褪せることのない大切な思い出です。今回遠野にいって私が良かったと思えた事は2つです。1つは、大槌にて住民の方に声をかけて貰えた事です。私の経験上声をかけられたというのは初めてです。もう1つは、コロナ禍の中でも出来ることを見つけていけばいいと実感できたことです。必死に考え行動する後輩たちを見て、私も短い大学生生活の中で精進していかなくてはならないと思わされました。(法学部政治学科4年 白川 直樹)