お知らせ

感染症急拡大の中で、学生・教職員の皆さんへのお願い

  • 2020年11月20日
お知らせ

学生・教職員の皆さんへ

感染症急拡大の中で、学生・教職員の皆さんへのお願い

法政大学総長
田中  優子

 

現在、首都圏含めて全国的に、コロナウイルス感染症が急速に拡大しています。
法政大学では、日々、感染状況の動向を注意深く確認しつつ、同時に、学生の皆さんができる限り本来的な大学生活を送れるよう、授業実施や入構ルールのあり方について検討と判断を重ねています。

現時点では、来週の授業や入構ルールについて、現在の実施体制(行動方針レベル2)を維持する予定ですが、それは感染状況を軽視した判断ではありません。

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は、大学においては、授業そのものより、課外活動、飲み会、寮生活などでクラスターが発生していると指摘しています。本学においても、これまで発生した感染事例は、いずれも会食や寮生活等、課外・学外の活動を介したものであり、授業を介した感染は確認されていません。今春以来、学内外で蓄積・整備されてきた感染防止の知見や体制と、学生・教職員の皆さんの優れたご協力があってのことです。

現在本学では、全学平均2~3割の授業が対面形式で実施されています。春学期には感染拡大を受けて直ちに全面オンラインに切り替えましたが、今回は、感染防止の経験知と学生・教職員のいっそうのご協力を得て、今学期の残された授業期間、できる限り、対面授業を実施できる体制を継続したいと考えています。その背景には、今年春学期の経験を通じて、対面授業の意義やキャンパスで人と交わる機会の必要性を私たちが再認識してきたことがあります。

学生の皆さんにあらためて呼びかけます。
友人や仲間との会合や語らいは、学生生活の大切な一部です。その機会を失わないよう、特に課外活動、昼食時、学内外で友人等と過ごす時間には、最大限の注意を払い、感染リスクを減じる行動を徹底ください。具体的には、会話時は必ずマスク着用、大人数・長時間の飲食をしない、三密空間を避ける、こまめな手洗いなどです。

制限の多い期間が長引いていますが、その中でも、少しでも豊かな大学生活を実現できるよう、互いに自覚をもち、力を合わせましょう。

学生・教職員の皆さんのこれまでのご協力に感謝申し上げるとともに、いっそうのご協力をお願いいたします。