総長メッセージ

謹んで年始のご挨拶を申し上げます

2017年01月01日

総長メッセージ

みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年、法政大学では長期ビジョン「HOSEI2030」の構想が完成し、大学憲章「自由を生き抜く実践知」と、「ダイバーシティ宣言」を発表しました。「HOSEI2030」を実現していくために16の作業部会を発足し、最終報告が次々と出されています。2017年度はいよいよ、実行の年となります。

昨年の1月は、長野県軽井沢町で起きたスキーバス事故で、本学の4名の学生が亡くなりました。他大学の学生も亡くなり、とても悲しく残念な出来事でした。重軽傷を負った学生たちもその後、療養生活を送り、今なお傷が癒えていない人もいます。時間がかかると思いますが、ともに乗り越えていきましょう。

昨年の9月には富士見ゲートが完成し、市ヶ谷キャンパスの顔がずいぶん変わりました。富士見ゲートからは外濠と外濠公園の眺望が素晴らしく、桜の季節が楽しみです。これからも工事が続き、学生にも教職員にも不自由をかけますが、少しでも新しい校舎を楽しんで下さい。

在学生、受験生のみなさん、今年もなお一層活気溢れる市ケ谷、多摩、小金井の3キャンパスと、3付属校がみなさんを迎えます。そこに新しい物語を創り出すのはみなさんです。教職員、卒業生(校友会)、保護者(後援会)はみなさんのその力を支えます。

法政大学にかかわる全てのみなさま、今年は新しい総長・理事体制が発足します。そのもとで、「HOSEI2030実現の4年間」に入ります。これからも法政大学に期待し、一緒に歩んで下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2017年元旦

法政大学総長
田中優子