総長メッセージ

謹んで年始のご挨拶を申し上げます

2015年01月01日

総長メッセージ

みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年の法政大学は、新総長・理事会の発足、一般社団法人法政大学校友会の発足、スーパーグローバル大学(SGU)創成支援の採択、中長期ビジョン「HOSEI2030」策定作業の開始など、新たな出発がいくつもありました。みなさまにも、これらの新しい出発にあたり、たいへんお世話になりました。心より、ご協力とご支援を感謝申し上げます。

今年はそのひとつひとつを順調で良い軌道に乗せ、滑らかな動きの中で、法政大学を次のステップへと導きたいと思っております。今日の社会は様々な課題を抱えております。法政大学はSGU申請において「持続可能で平和な地球社会の構築に貢献する大学へ」という目標を掲げました。平和、公正さ、教育格差の解消、そして持続可能性を実現するために、大学自身が課題の解決に向けて、研究と教育に力を尽くすべき時です。

とりわけ学生のみなさんにはぜひ、世界と地域社会についての知見を広め、理想をもって学習や研究や仕事への展望に邁進してほしいと思います。大学は、世界と日本の多様な国や地域の人々と出会える場所です。また学生時代は、大学を拠点にして学習・研究のフィールドを広げ、外から自分の位置を認識できる時期です。人生のなかでも極めて希な機会が、学生時代です。どうかのびのびと、自分の可能性を確かめて下さい。

法政大学は総合大学として、理系と文系がともに発展し、今年こそ、それぞれの持っている実力を世界に向かって明らかにしたいと思います。次の時代の法政大学を創る年にいたします。

どうか今年も一緒に歩んで下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2015年元旦

法政大学総長
田中優子