私は法政大学の全校地(市ヶ谷・多摩・小金井・中高・二中高・国際高・遠隔地)を対象に、下記3つの業務を担当しています。
①総合管理(警備・設備・清掃・植栽)業務
(例)入試・オープンキャンパスなどイベント時の教室の開施錠、切れた蛍光灯の交換、市ヶ谷キャンパス中央広場の植栽剪定等
②食堂・売店委託業務
(例)夏・春休み期間中の食堂営業日程の調整、多摩キャンパス17号館のパンショップオープンのための厨房備品の購入等
③廃棄物処理業務
(例)壊れた什器・PCの回収、小金井キャンパスの教育・研究で使われた廃液の回収、付属校の文化祭で出たごみの回収時間の調整等
上記のように担当業務の対象範囲が非常に多岐にわたり、中には専門性が高い業務もあるため、課のメンバーだけではすべてをカバーすることができません。そのため、本学子会社である(株)エイチ・ユーのスタッフと協力したり、専門業者へ業務を委託したりしています。
総合管理課とは、学生や教職員が快適な日常生活を送れるように陰で支える裏方のような存在だと思います。
普段は学生や教職員から注目される機会がほとんどないですが、時々、学生たちが「この前オープンしたパンショップの焼きたてパンが美味しい」と話しているのを聞いたり、蛍光灯を交換した後に教員から「すぐに対応してくれてありがとう」と感謝されたりした瞬間は嬉しく感じます。
また、オープンキャンパスや大学祭などの大規模イベントでは、小さなトラブルが発生することもありますが、無事に終了したときは充実感を得られます。
私自身が就職活動をしていた頃はあまりできておらず、社会人生活を送る中で後から「就活中にこんなことができていればもっと良かった」と感じたことが2つあります。
1つ目は、本学の事業報告書・中期経営計画等の文書から、公式SNS(X・Instagram・YouTube等)の投稿まで、幅広く情報を集めることです。
本学には、50を超える課があり、各課で多様な業務を行っています。
課の中には学生と関わる機会が少なく、皆さんにとってイメージしにくい部局もあると思いますので、様々な媒体から情報を集めて、本学の業務への理解を深めてみてください。
2つ目は、情報収集に加えて、できるだけ多くの職員から話を聞いてみることです。
職員の中でも、学部事務担当の職員と法人部局担当の職員とでは、業務内容が大きく異なります。
また、年次によっても経験が異なることから、業務に対する考え方は多様です。
ぜひたくさんの職員から話を聞いてみてください。