過疎集落、石川県羽咋市菅池町の地域活性化活動

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 過疎集落、石川県羽咋市菅池町の地域活性化活動

1.目標

到達目標

『羽咋市全体で準限界過疎集落の地域活性化に取り組む環境づくり』 2006年より毎年夏期援農合宿を行っている石川県羽咋市菅池町は、周囲を山で囲まれた中地間地で、当時は40歳以下の住民が一人もいない28軒からなるほぼ限界集落に近い町であった。羽咋市役所と連携した当ゼミの活動効果もあって、その後2組の30代初めの若者(1家族と1有機農業者)が移住し、限界集落から脱しつつある。しかし将来を見据えた場合、地域住民の協力なしでは持続的な地域活性化は困難と思われる。そこで、羽咋市に住む若者(例えば高校生など)や大都会のフリーターなどを呼び入れて共同で活性化につながるイベントを催したい。

→この活動を通じて、学生間同士の交流だけではなく世代を越えて様々な人たちと関わることができるので礼儀作法は勿論、社会人としてのマナーも身につけられる。自分の考え・意見をきちんと持ち、責任ある行動がとれるリーダー育成に繋がる。

活動目的・意義■

  1. 日本各地の農村(福井県三国市、静岡県松崎町、群馬県富岡市など)に見られる第一次産業の衰退化は、少子高齢化と産業としての経済効率の低下によるものと言っても過言ではない。しかし食の安全保障を考えると、この衰退を看過することはできない。消えゆく農村の活性化を図り、農業従事者の増員を目的とするには様々な人々を現地に呼び入れて実体験してもらうことが一番である。
  2. 具体的には少子高齢化の為、6年前に廃れてしまった夏祭りの復活や当ゼミが全国で最初に作り、今では恒例となった棚田を利用した『巨大ひな壇作り』により多くの人達に参加してもらい共同で取り組む構想を練る。そして、他の地域では見られない『巨大ひな壇』を羽咋市の目玉行事の一つとして定着するよう市役所、高校、羽咋市農業振興地域整備促進協議会、農業委員会などに働きかけて地域活性化に繋げたい。

※限界集落・・・「65歳以上の高齢者が集落人口の過半数を占める」ことのほか、「日常の冠婚葬祭に支障をきたしている」集落を指す。

2.内容・計画

5月:羽咋市役所、菅池町会、羽咋工業高校、羽咋市農業振興地域整備促進協議会、羽咋市農業委員会などに各担当のゼミ生からコンタクトを取り、羽咋市菅池町での今夏の合宿の際に準限界集落(菅池町)の活性化の為のイベントの打ち合わせ会合の段取りをつける。

5~7月:ゼミで事前の学習会を開き、ゼミ生全員の地域活性化に対する目的意識・イベント企画の推進、心構えなどの勉強を深める。その間に、関係者などをゼミに招いて知識の共有化を図る。一方で、地元の高校生などの援農体験の実現に向け、関係者と打ち合わせを行う。

8月:菅池町での夏期援農合宿(毎月一度の一斉清掃日に合わせた約10日間の援農合宿)実施期間中に、翌年2月末に行われる『巨大ひな壇作り』の打ち合わせを各関係者と行う。新しい案として、事前に市役所HPを利用して、『巨大ひな壇作り』コンテストの呼びかけを試みる。

9~11月:国際文化学部の学会(研究発表会)に向けて、本年取り組んだ成果のまとめを行う。

12月:国際文化学部・学会で報告。

2月:棚田を利用した『巨大ひな壇作り』合宿(約8日間)を行い、各関係者たちと一緒に完成させる。

3月:「活動報告書」作りに取り組む。

3.成果報告方法

  • 毎年12月に開かれる国際文化学部の学会(研究発表会)での活動成果発表
  • 翌年度の「日本地域活性学会」での活動成果発表に取り組む。

4.達成指標

  • 菅池町『夏期援農合宿』への近隣住民の参加者数
  • メインイベントの菅池町・冬期『巨大ひな壇作り』への観客数及び、ひな壇作りの地元住民の参加者数
  • この活動で、各ゼミ生がどのような人脈を作れたかを調べる。

※測定方法は、『巨大ひな壇作り』については、例年自家用車でやって来る観客の交通整理にゼミ生があたっているので、集計作業は自分たちで行う。