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理工学研究科の在学生が2024年 電気学会 電子・情報・システム部門大会で優秀ポスター賞を受賞

  • 2024年09月19日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程に在学中の小林愛佳さん(笠原崇史研究室)が、電気学会 電子・情報・システム部門大会で優秀ポスター賞を受賞しました。  

【研究内容】

小林 愛佳さんは、2-フェニルキノリンを主配位子とするイリジウム錯体を用いた新規燐光電気化学発光(ECL:Electrogenerated
chemiluminescence)溶液を調製し、これまでに笠原研究室で作製手法を構築してきたマイクロ流体ECL素子を用い、特性を評価しました。その結果、錯体由来のECL発光の観測に成功しました。

・受賞者
小林 愛佳(電気電子工学専攻修士課程2年)

・学会名
2024年 電気学会 電子・情報・システム部門大会

・受賞日
2024年9月5日

・受賞名
優秀ポスター賞

・受賞論文名
2-フェニルキノリンを主配位子とするイリジウム錯体を用いた燐光電気化学発光素子の試作

ECL素子は、発光性溶液を2枚の透明電極で挟むだけの簡易な構造を有する自発光素子であり、『溶液の流動性を活かしたフレキシブル化』など従来の延長線上にないディスプレイ創出が期待されています。しかし、有機ELやLEDなどの他の自発光素子と比べるとその発光特性は大きく後れを取っており、電気電子工学専攻・笠原崇史研究室ではデバイス作製および材料開発の両アプローチでECLの性能向上を追究しています。研究室ではこれまでに、酸化還元メディエータを用いた高輝度・高効率黄色蛍光および燐光ECL素子の作製に成功しています(Electrochemistry,91, 047002 (2023), ibid., 92, 027004 (2024))。

 

◆研究室動画(YouTube)     https://www.youtube.com/watch?v=7yQwQiXMcqg

◆海外向けプレスリリース(本学P) https://www.hosei.ac.jp/english/news/20240226/

◆研究室紹介(本学広報誌)    https://www.hosei.ac.jp/info/article-20220628144914/