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東日本大震災から5年めを迎えて

2016年03月11日

2011年3月11日の東日本大震災から5年がたちました。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、避難生活を続けておられる方々のご健康を心から祈念いたします。

3月11日のこの災害を、私たちは何年たとうと、決して忘れてはならないと思います。東日本大震災は、3つの災害が重なったものでした。第一は巨大地震です。第二は大津波です。そして第三は原発災害です。第一と第二は、様々な知恵と努力で被害を減じることはできますが、なくすことはできません。しかし第三の原発災害は、私たちの選択しだいで、皆無にすることができます。

あの日から5年、日本の社会は、原発災害にどう向き合ってきたでしょうか?5年前の出来事を教訓として受け止め、人間から膨大な空間と時間、平和な暮らしと人間関係を奪う巨大災害の原因を、正しく見抜き、取り除けるようになったでしょうか?

東日本大震災の記憶は、絶えず私たちの知性と想像力と勇気を、試しています。「持続可能な地球社会の構築」への貢献をミッションに掲げる大学で生きる私たちは、いまも被災者である方々と共に、2011年3月11日の記憶を未来につなぐために、これからも学び続けます。

法政大学総長 田中優子