お知らせ

国際日本学研究所主催 新しい「国際日本学」を目指して(12)公開研究会「なぜ保存するのか-日本における町並み保存運動の勃興とその意味 」2021年11月27日(土)

  • 2021年11月12日
  • イベント・行事
お知らせ

法政大学国際日本学研究所主催 新しい「国際日本学」を目指して(12)公開研究会
「なぜ保存するのか-日本における町並み保存運動の勃興とその意味 」
(Why Place Matters: A Sociological Study of the Historic Preservation Movement in Otaru, Japan, 1965–2017 出版記念)を開催いたします。

【趣旨】
都市環境における「変化」は,社会的にどのようにコントロールされているか-本報告の問いは,この一文に集約することができる。都市環境は日ごとに変化して止まることがない。変化し,新しくなることは善きことと見なされている。だがその一方で,同じ都市環境を保存せよと叫び,運動する者たちがいる。両者のせめぎ合いを経て,都市環境はいかに変化する/しないのだろうか。本報告は,小樽運河保存運動を事例にした変化の社会的制御過程の社会学的解明である。それは,建築学や都市計画学が扱ってきた「町並み保存」「歴史的環境保存」というテーマを,社会学の視点からとらえ直すということだ。

本学社会学部の堀川三郎教授が,こうした小樽の「町並み保存」に関する研究成果をまとめた英語の書籍 Why Place Matters: A Sociological Study of the Historic Preservation Movement  in Otaru, Japan, 1965–2017 を2021年6月にSpringer社より出版しました。本研究会では,小樽運河保存運動を事例に日本での都市環境を保存する試みに追っていきます。コメンテーターには,蝦夷地/北海道の地図史の専門家で地理学者の米家志乃布・法政大学教授を迎え,日本または北海道における「町並み保存」のあり方についての議論を深めると同時に,英語での出版の背景についても触れていきます。

■日程:2021年11月27日(土)14:00-15:30
■会場:法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 A会議室(対面方式)
■主催:法政大学国際日本学研究所

■プログラム
14:00-15:00 講演「なぜ保存するのか-日本における町並み保存運動の勃興とその意味」 
 堀川三郎(法政大学社会学部教授/南京大学社会学院客員教授) 
15:00-15:30 ディスカッション 
 コメンテーター:米家志乃布(法政大学国際日本学研究所兼担所員,文学部教授)
 進行:髙田圭(法政大学国際日本学研究所専任所員)

■参加無料
■事前申込制
対面・オンライン併用(上記教室でご参加いただくほか,オンラインでもご参加いただけます)
どちらの形式でも必ず事前申込をお願いいたします。
*事前申込締切:11月26日(金)午後13時

事前申込はこちら
https://docs.google.com/forms/d/1EnjKZ4dRxRtDIpsE95tqvwK8OxIJ-wQmjGUqustSRMw/edit

備考:当日ご参加いただいた方を対象に,Why Place Matters のもととなった日本語による書籍『町並み保存運動の論理と帰結−小樽運河問題の社会学的分析』(税込定価8,800円)の特別割引販売申込書を配布予定です.


■お問合せ先
法政大学国際日本学研究所事務室
E-mail:nihon@hosei.ac.jp
TEL :03-3264-9682

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