法政大学のキャリア教育

キャリアセンター長 メッセージ

法政大学のキャリア教育

キャリアと言われてもピンと来ないかもしれません。要は、働き方やそれに伴う生き方です。高校や大学の選択は、将来の仕事選択の幅や生き方に少なからず影響します。だからこそ思い悩み、試験にも一生懸命、取り組んだのだと思います。

学生生活を含む広い意味でのキャリアを歩んで行く上で、入学、進級、卒業、就職など、人生の様々な節目における取り組みは重要です。就職という節目に備え、キャリアセンターでは、インターン紹介、自己分析や業界分析の方法、筆記試験、エントリーシート、グループディスカッションや面接の対策に至るまで、経験豊かな専門スタッフによる様々な支援が用意されています。

ただし、うまく節目を乗り超えるには、節目だけ頑張れば良いのではありません。むしろ、節目と節目の「間」の過ごし方がより一層重要です。就職という節目で言えば、入学後の大学生活でいかに学び、成長したのかが問われます。就活ノウハウとは、極論を言えば伝達の技術であり、伝達すべき自分自身があって初めて生きるものです。充実した大学生活があってこそのものなのです。

法政大学のキャリア教育で重視するのはこの点です。すなわち「正課教育こそキャリア教育の根幹である」という原則です。大学では、幅広い教養を身に付けるとともに、専門分野の学習を通じて、一定のモノの見方や考え方を身に付けて下さい。それら具体の学習を通じて「学び方」と「学び続ける姿勢」が身に付きます。

学び方も、学び続ける姿勢も、一朝一夕で手に入るものではありません。だからこそ、大学生活に4年間もの時間が用意されているのです。簡単に身に付かないからこそ、価値があるのです。それは、容易には真似ができず、誰かに奪われたりもしない「生涯の財産」となるでしょう。キャリア形成の礎となります。

大学における狭義のキャリア教育の意義は、単位取得などで近視眼的になりがちな正課教育を将来と紐づけて捉えなおすこと、自由に溺れ見失いがちな日々の生活を見直し、充実した大学生活を送るための動機づけを提供すること、そして、就活という点に気を取られ狭くなりがちな視野を広げ、生き方や働き方を俯瞰して考える機会を提供することだと考えています。

経営学部 小川 憲彦 教授