2022年度第18回デジタルコンテンツ・コンテスト

インタラクティブ部門・準優秀賞 えこぴょんフィルター

2022年度第18回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
杉浦 茉優   デザイン工学部  システムデザイン学科 4
  • 使用ソフト
    ibisPaint X、Adobe Illustrator 2022、Spark AR Studio v147
  • 開発・制作・動作環境等
    Windows 10 Home 21H2、iPad Air(第4世代) 15.6、iphone XR iOS 14.7.1

作品要旨

顔の動きに合わせてえこぴょんと「HOSEI」という文字が現れる、Instagram内のカメラで使用できるARフィルターを作成しました。

作品解説

これは、Instagramの「ストーリー」というカメラ機能で使用できるオリジナルARフィルターです。えこぴょんの顔が両頬に出現し、「HOSEI」という文字が鼻の上に張り付くように現れます。学園祭や新歓などのイベントはもちろん、普段の学校生活の中でも友達と一緒にこのフィルターを使ってみんなが写真を撮れたら楽しいなと考え、タップすると文字の色が変わる3種類のバリエーションと最大5人まで同時にフィルターが反映される機能を追加しました。顔を認識してついてくるので、角度を変えたり動画にしても楽しむことができます。

デジタル技術の使用箇所・方法

iPadのibisPaint Xというソフトでえこぴょんのイラスト及び「HOSEI」の文字をかきました。それをPNG形式で保存し、Adobe Illustratorでフェイストラッカーのマスク画像の上に配置、フェイストラッカーの画像は非表示にした状態でPNG形式で保存します。この時、文字の色を変えたものを3種類作成し、保存しました。この素材を用いて、Spark AR Studioで顔を認識して顔に追従してイラストが出てくるシステムを作成しました。また、同様のソフト上でタップするとフィルターが切り替わる機能、複数人対応機能を追加しました。

講評

このInstagram用「えこぴょんフィルター」は、法政大学でぜひ社会実装して欲しいと感じる楽しい作品である。複数人に対応したフェイストラッキングと追従するグラフィックもきめ細かく調節されており、イベント等で人気を博すコンテンツとなる事が容易に想像できる。また、多くの人に愛されるキャラクターに育った「えこぴょん」が、今後様々な領域で展開し得るという事を示唆した点においても、大変興味深い作品となっている。