2018年度第14回デジタルコンテンツ・コンテスト

動画部門・優秀賞 Wooden House

2018年度第14回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
石本 大吉 中本 雄土 デザイン工学部 建築学科 4
  • 使用ソフト
    Adobe Premiere Pro CC 2018, Lumion 6.0.1, Rhinoceros 5
  • 開発・制作・動作環境等
    Windows 8
  • 使用素材
    音楽:OtoLogic

 

作品要旨

建築学生が何もないところからアイディアを形にしていく過程を木造住宅のデザインとともに動画で表現しました。設計した建築の特徴をうまく表現するためにストップモーションと3DCGを組み合わせた動画を目指しました。

作品解説

この動画はスケッチ、模型部材製作、模型組み立て、3Dモーションの順番で構成されています。動画の中で使われている建築物は、実際に自分たちが設計した木造住宅で、その特徴的な屋根架構(シザーストラス)を表現するために、軸組模型を作り、その制作過程をストップモーションで表現し、実際に使われているイメージをLumionというレンダリングソフトを用いて動画にまとめました。
ストップモーションには約700枚の写真が使われています。軸組模型の立ち上がる場面は見やすさも考慮して撮影しました。表現の異なる模型写真から3Dへの移行をどうすべきかが、編集上一番工夫した点です。
この動画を通して、設計の大変さや楽しさ、木造建築の良さが伝われば良いなと思っています。

デジタル技術の使用箇所・方法

1分57秒より後半に出てくる3Dモデルは3次元CADソフトのRhinocerosを用いて作成しました。その後、レンダリングソフトのLumionで建築物の着色、添景の配置、光や照明の調整を行い、動画を製作しました。

講評

大学での建築の学びの過程をストップモーション・アニメーションの手法で描かれた作品である。建築模型が小気味良いテンポのジャズに合わせて少しずつ作られている様子は見ていて楽しい。模型ができあがると音楽も変わり、完成した建築物のCGとなり、建物の外や内側を見ることができる。建築を学ぶ楽しさと夢を感じさせる作品だ。やや冗長という意見もあったが、大学での学びを映像化するとともに、建築への愛を感じさせる学生らしい作品である。( 坂本 )