氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
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前田 祥太 | デザイン工学研究科 | システムデザイン専攻 | M1 |
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モノや人の内面を覗くと何がみえてどう受け取るのか。
「何をもって美しいと判断するのか」をテーマに作品を作りました。
作品は上半身の裸婦画像に様々な植物をのせていきました。
人を美しいか判断するための最も大きな要因である顔に意識を向けるために顔以外は明るさを落とし、腕から下は真っ黒にしました。
女性の美しい顔の半分はそのまま残し、もう半分は皮をめくった内側に美しいものとされている花で顔を作ったがその印象は逆の不気味で醜いものになる。「美」と「美がもつ不気味さ」の二面性を表現しました。
Photoshopでメインは女性・花の画像を使い、ブラシで陰影を描いて皮膚がめくれているように表現しました。
腕の木のような質感は、壁のひび割れ画像をパペットワープで腕に合うように曲げ、茶色のレイヤーをオーバーレイ等で色を付けて表現しました。
応募資料にはこの作品の素材となったごく普通の写真素材が添付されていた。素材と作品とを見比べてみると、作者がデジタルツールを自由に使いこなして思い通りに作品を創り出していく様子が目に浮かぶ。ツールの機能を使えるということと、表現手法として使うことの間には大きな隔たりがあるが、この作品はそれを軽々と越えてみせた。「美」と「美がもつ不気味さ」の二面性という表現意図が、作者の高い技術と昇華して実現した作品である。( 福井 )