2018年度第14回デジタルコンテンツ・コンテスト

静止画部門・入選 手作りの腕時計

2018年度第14回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
森 宇央 デザイン工学部 システムデザイン学科 2
  • 使用ソフト
    Adobe Photoshop CC 2017, Adobe Illustrator CC 2017
  • 開発・制作・動作環境等
    Windows 8.1

 

作品要旨

文字通り手で作った腕時計。
これは自分の手の写真を合成して描かれた腕時計の絵。
腕時計は生身の体と接する機械。
つけた人は今の時間を知る力を持つ人になる。
生身の体と融合した腕時計はどのような見た目だろう?

作品解説

私は腕時計に構造としても役割としても機械的な印象を感じた。 そしてそれは生身の人体に取り付けじかに触れあって使用される。 体と合体した時計は人に時間を管理する能力を付与する。 能力的に生身と機械が融合した、機械的な側面を人が得た、という印象を得た。
では生身と機械をビジュアル的に融合した時計があったらどんな印象を抱くのだろう? 文字盤がある時計部分は機械的に配置。 対照的に体に近いベルトの部分はごつごつさせてより肉体っぽさを強調した。 背景を除くすべてをPhotoshopで編集。背景はIllustratorで作成。
1.様々な角度、ポーズの自分の手を撮影
2.手の形を切り取る
3.大きさ、形を調整
4.パーツの配置
5.色覚的要素を調整
以上、1~5工程でパーツを作り、つぎはぎを作っていった。 あくまで生身の手であることを意識するために形を大きくゆがませたり色相を変えるといった編集はしなかった。

デジタル技術の使用箇所・方法

手の写真から切り抜いたレイヤーごとに調整レイヤーを置いた。調節レイヤーではコントラストや彩度、明度などを補正。そうして作ったパーツを組み合わせ、文字盤や外枠といった構成要素でグループ化。さらにその上から調整レイヤーを配置して理想的な色を出した。