私たちはサウンドスケープという概念への興味から、「現在の環境に合わせたサウンド」を生成するサウンドボックスを作成しました。作品のテーマは、「音によって心地よい空間を作る」です。センサーで光や温度を拾うことで、リアルタイムの環境を音として表現します。無音ではないけれど、さりげなく流れる「環境音」とも言えるサウンドが、私たちの過ごす空間を、心地よくしてくれるはずです。
(アピール点)
特徴は、スマートでシンプルな本体のデザインと、使用する音源を極力絞った点です。私たちの過ごす空間に馴染むように、余計な装飾を省いたデザインを採用しました。また、私たちが目指した「空間を心地よくするサウンド」「無音ではないけれど、耳に触らないサウンド」を達成するため、使用音源を少なくし、エコーなどで環境の変化を表現しました。さらに、人が認識できない超低音を鳴らすことで、「心地いい」を追求しました。