氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
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木山 倫斉 | 情報科学部 | ディジタルメディア学科 | 4 |
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ダイオウグソクムシという生物を皆さんは、ご存知でしょうか?長期間絶食することができ、「深海の掃除屋」と呼ばれ、多くの謎が秘められています。私自身、今年入院し4日半食事をできず苦しい時期がありました。ところがダイオウグソクムシは6年もの長い間絶食し、その上死骸や弱った生き物しか食べません。そういった不思議さやどことない優しさ、神秘が感じられるこの生き物をCGで表現してみました。
(アピール点)
深海表現や、砂地をリアルに表現しました。足、触覚、一本一本にボーンをスキンバインドしており、リアルな動きを表現しています。建物も細部に拘って、精巧に作り上げました。また、粉塵のシミュレーションを行い、よりリアルな表現を行っています。その他にライティングにも拘りました。モデリングは全部自作で砂地のバンプマッピングの際のみフリーサイトを参考に使っています。
どきりとさせる画像は美しく深海のイメージを膨ませインパクトがあります。
足、触覚、胴体の細部にわたり丁寧に作られ、また砂地の表現など工夫が見られます。
表現したい動機は伝わります。
体験を踏まえての作品であれば、ダイオウグソクムシの冒険ではぼやけます。
訴えたいものをより明確にされた方が良かったのかなと思います。
謎めいた動物が動くときの怖さなのか、躍動感なのか、食さないで生きるという運命を静かに甘受することなのか。
それによって画像も少し変わるのではと思います。(小門)