木村ゼミ

木村ゼミは、企業を経営側の視点から分析・研究し、企業の長期的な競争力向上のための人材開発・キャリア開発について考えることを目的としています。

 各学年9~10名(計30名弱)が在籍しています。学年ごとの主なゼミ活動は以下の通りです。いずれも、教員が授業を行う形式ではなくゼミ生が講師となって他のゼミ生に対して授業をし、質問を受ける形で行います。

・2年生:企業経営・人的資源管理の基礎に関する学習
・3年生春学期:経営分析の基礎
・3年生秋学期:グループ研究
・4年生:卒業論文

【2年生】

授業風景

授業風景

2年生のゼミでは、人的資源管理に関するテキスト(※)を使って、経営的な視点から企業での人の働き方、人材マネジメントについて議論しています。1つの章を1人の学生が担当し、各章を担当する学生が講師となって授業をする、という形式で進めています。発表担当以外の学生も事前にテキストに目を通し、疑問点・論点を考えたうえでゼミに臨んでいます。発表後、発表者が提示した論点や他の学生から出された疑問点に基づいて議論し、理解を深めていきます。経営・人事に関する専門用語がたくさん出てきますが、回を追うごとに徐々に慣れてきて、内容も分かるようになってきます。
※使用テキストは年度により変更することがあります。

【3年生】

授業風景

授業風景

3年の春学期には、各自で調査したい企業を1社決め、財務諸表(各企業が作成した、企業の業績・経営状態を示す資料)を用いた経営分析を行います。1コマ90分を学生1人が担当し、ある企業の経営の現状と課題について、データに基づいてプレゼンテーションをします。数値データで傾向を読むだけでなく、その企業の今後の課題を考えることが求められます。私はゼミに入るまでほとんど財務諸表に触れてこなかったのですが、先生からアドバイスを頂きながらなんとか分析をし終えたときは、達成感でいっぱいになりました。

3年生の秋学期には、約5名で1組となり、自分たちでテーマを決めてグループ研究に取り組みます。私たちのグループは「企業におけるキャリア支援の重要性」というテーマで研究を進めました。キャリア支援に力を入れている企業にインタビューをしたり、財務諸表を用いて経営状況を分析したりと、積極的に調査を進めました。

思うように聞きたいことが聞き出せない、キャリア支援と財務諸表との関係性が見出せないなど、苦労の連続でしたが、この研究を通して企業や社会に対しての理解が深まりました。また、調査研究の対象が企業ということで、企業への調査の依頼やインタビューを行う際には、自分たちも一社会人として扱われます。相手の方に失礼のないよう努めることは緊張の連続でしたが、このおかげで就職活動でもマナーの面で苦労することはありませんでした。

【4年生】

4年生の1年間は、1人1本の卒業論文の製作に取り掛かります。卒業論文のテーマは、ゼミのテーマに合わせてゼミ生自身で決定します。4年生は、これまでの研究で経験してきたことを活かし、就職活動の合間をぬって資料を集めたり企業に訪問調査をしたりしながら、学生生活の集大成として完成に向けて努力しています。卒業論文の執筆中に各自3~4回の中間発表をし、そこで先生や他のゼミ生から意見やコメントをもらい、完成に向けて仕上げていきます。

全体を通して

木村ゼミは、2年生のときの基礎学習、3年生春学期の経営分析、3年生秋学期のグループ研究、4年生の卒業論文、と段階を踏んで調査を進めていくため、自分が成長していることが分かりやすく、やりがいを感じることができます。また、特別授業として、企業で働く社会人の方を招いてお話を聞く機会などがあり、そこでは、企業の経営課題・人事戦略や社会人のライフスタイルなど、日本企業や実際に働いている方の現状を学ぶことができます。

アットホームな雰囲気で、自主的に学ぶことのできるゼミです。木村先生はもともと企業で働いていた方であり、会社社会の仕組みや事情などを話してくださるので、討論中も学ぶことが多くとても楽しいです。一緒に学ぶゼミの仲間も、何事にも常に真剣に取り組んでいるため、お互いに刺激し合える関係であり、有意義なゼミ活動を行えているなと感じます。やる時はやる、楽しむ時は楽しむ、真面目でおもしろいゼミです。

文責:酒井麻衣、真下衛