理工学研究科修士課程に在学中の田端陽多さんが、IUPAB2024 Student and Early Career Researcher Poster Awardを受賞しました。
生命の起源の最初の過程において、コンパートメント(区画)化されることは必須の現象であると考えられます。
その区画化のために、高分子であるポリエチレングリコールと高塩濃度溶液を混合することにより、液滴の作製に成功しました。
生命がどのように誕生したのか?は長年の謎です。
その最も初期の段階では、自己と非自己のように区画されることが必要ですが、水溶液中で溶液が分離し液滴になるには、特殊な条件が必要で、今回その条件の一端を発見することにより、生命の起源に迫ることができました。
・受賞者
田端 陽多(生命機能学専攻修士課程1年)
・学会名
IUPAB: International Union for Pure and Applied Biophysics
・受賞日
2024年6月28日
・受賞名
IUPAB2024 Student and Early Career Researcher Poster Award
・受賞論文名
Droplets in PEG / salt solution as primitive compartments at the origin of life
・共著者
Masahito Hayashi, Tomoyuki Kaneko