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理工学研究科の在学生が電気学会で令和7年電気学会全国大会 優秀論文発表賞を受賞

  • 2026年04月16日
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理工学研究科修士課程に在学中の片岡 優斗さん(佐々木 秀徳研究室)が、電気学会で 令和7年電気学会全国大会 優秀論文発表賞を受賞しました。 

片岡さんは、電子回路の構成(トポロジー)と各部品の値を同時に自動で決定する、新しい回路設計手法の研究に従事しています。スマートフォンや家電をはじめとする電子機器に組み込まれる回路は年々複雑化しており、最適な部品の組み合わせや配置を人手で見つけ出すことが難しくなっています。片岡さんは、生物の進化の仕組みを模した「実数値遺伝的アルゴリズム」と呼ばれる計算手法を用い、抵抗・コイル・コンデンサといった部品の種類と値を、コンピュータが自動的に探索して最適な回路を導き出す方法を提案しました。実際に特定の周波数の信号だけを取り出すバンドパスフィルタ回路にこの手法を適用し、目標とする性能をもつ回路を自動設計できることを示した点が評価されました。

電子機器のさらなる高性能化・小型化が求められる中、回路設計を自動化・最適化する技術の重要性は今後ますます高まっていきます。片岡さんが提案した手法は、設計者の経験や試行錯誤に頼ってきた回路トポロジーの決定を、計算機によって体系的に行うことを可能にするものです。本手法は、通信機器や電源回路といった幅広い電子回路の設計に応用できるだけでなく、モータやインバータなどの電力機器の高速シミュレーションに不可欠な等価回路の自動構築にも活用が期待されます。これにより、新しい電子機器・電力機器の開発期間の短縮と性能向上の両立に貢献することが見込まれます

・受賞者: 片岡 優斗さん(電気電子工学専攻修士課程2年生)

・学会名: 電気学会

・学会開催場所:   明治大学中野キャンパス

・学会開催期間:2025年3月18日~20日

・受賞日:2026年3月31日

・受賞名: 令和7年電気学会全国大会 優秀論文発表賞

・受賞論文名: 実数値遺伝的アルゴリズムを用いた回路トポロジー最適化に関する基礎検討

・共著者:佐々木 秀徳(法政大学理工学部准教授)

・備考:一般社団法人電気学会(優秀論文発表受賞者 2025年)法政大学電機システム設計研究所(佐々木 秀徳研究室)