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理工学研究科の在学生が計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会(SSI2025)で最優秀論文賞を受賞

  • 2025年11月28日
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理工学研究科修士課程に在学中の杉本 悠真さん(チャピ・ゲンツィ研究室)が、計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会(SSI2025)で最優秀論文賞を受賞しました。 

チャピ研では、脳波(EEG)から人が見ている物体を推定し、ロボットがその推定結果に基づいて動く仕組みを研究しています。これは、人が手や声を使わなくても、「考えるだけで」ロボットに指示できる未来のインターフェース(BMI:ブレイン・マシン・インターフェース)につながる技術です。しかし脳波の解析には多くのデータが必要で、さらに人や実験条件が変わるとデータの性質も変わってしまうため、従来の手法では性能が大きく下がるという課題がありました。

そこで本研究では、AIによる「スタイル転送」(データを人工的に増やす技術)を活用し、異なる人や環境でも使えるように脳波データを変換・拡張する新しい学習方法を開発しました。この方法により、少ないデータでも安定して脳波の解読精度を向上させることに成功しました。さらに、この技術をロボットアームに組み込み、被験者が脳でイメージした物体にロボットが自動で移動する実証実験にも成功 しました。

本研究は、身体が自由に動かせない方の支援、直感的なヒューマン・ロボット・インタラクション、将来の「思考で操作する」デバイスなどへの応用が期待されます。

・受賞者:  杉本 悠真さん(機械工学専攻 修士課程2年)、チャピ ゲンツィ(理工学部教授) 

・学会名:計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会(SSI2025)

・学会開催場所: 東北大学青葉山キャンパス(仙台市)

・学会開催期間:2025年11月12日~11月14日

・受賞日:2025年11月14日

・受賞名: 最優秀論文賞

・受賞論文名:タイル転送を用いた被験者間EEG画像デコーディングの向上 とロボット応用への展開

・参考URL:SSI2025受賞者リスト