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理工学研究科の修了生が法政科学技術フォーラム2025で最優秀発表賞を受賞

  • 2025年04月02日
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理工学研究科修士課程修了生の上赤 竜也さん(吉田一朗研究室)が、法政科学技術フォーラム2025で最優秀発表賞を受賞しました。 

自動運転ではセンサにレーザーが多用されますが、多くの環境ではガラスなどの透明体が多用されているためレーザーが透過するため、衝突する危険性があります。また、一般的な自動運転では事前の地図(以降、MAP)の作成・準備が必要になるため、MAP作成のコスト増が避けられません。以上を踏まえ、本研究ではLiDARだけを用い、「ガラスが混在する環境」かつ「事前のMAPの無い未知環境」でも、自動運転を可能とする制御方法を研究開発しました。   

事前に地図の準備が不要、かつ、ガラスが混在する環境でもLiDARのみで自動運転を達成する本研究の成果は、「自動車・モビリティ業界」での利用、および、「ロボット業界」、「ドローン業界」での利用可能性があります。具体的な効果としては、ガラスが混在する未知環境でも、モビリティやロボットのコスト削減が期待できます。また、事前に地図の準備が不要なため、MAP作成コストの大幅な削減が期待できます。 

 

・受賞者:上赤 竜也(機械工学専攻 修士課程 修了生) ※受賞時は修士課程に在籍

・学会名:法政科学技術フォーラム2025

・受賞名:最優秀発表賞

・発表題目:オフィス環境・工場環境におけるロボットの自動運転に関する研究