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理工学研究科修士課程に在学中の秋山 浩一朗さんが、第7回分子ロボティクス年次大会で学生プレゼンテーション賞を受賞しました。
分子ロボティクスは分子を部品としてロボットのようなシステムを創ることを目的とした新しい学術分野です。
秋山さんたちは人工脂質膜小胞であるリポソームに微生物であるクラミドモナスの膜を除去したものやその軸糸を封入して、これらをマイクロサイズのモーターとして利用可能であることを示しました。
分子ロボットの研究は、例えばミクロの決死圏のような診断と薬物投与を同時に行う分子ロボットや環境モニタリング、食品トレース、ヘルスモニタリングなど、様々な応用が期待されていますが、本研究ではまさにミクロの決死圏のような生体内で移動する分子ロボットの移動制御に貢献できることが期待されています。
・受賞者
秋山 浩一朗(生命機能学専攻修士課程1年)
・学会名
第7回分子ロボティクス年次大会
・受賞日
2024年3月14日
・受賞名
学生プレゼンテーション賞
・受賞論文名
クラミドモナス除膜細胞および単離軸糸と巨大リポソームを組み合わせたバイオハイブリッド分子ロボットの作製
・共著者
林真人(生命科学部生命機能学科教務助手)、金子智行(生命機能学専攻教授)