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理工学研究科在学生の岸田祐輔さん、金子美稀さん、東川宗嗣さんがInternational Space Solar Power Student Project Competition 2022で準優勝

  • 2022年11月28日
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本研究科機械工学専攻の修士課程に在学中の岸田祐輔さん、金子美稀さん、東川宗嗣さんが、International Space Solar Power Student Project Competition 2022で準優勝しました。

International Space Solar Power Student Project Competition 2022は、宇宙太陽発電の分野における新規性があり有意義な学生による研究に焦点を当てた国際的な研究/論文コンテストです。私たちは「宇宙太陽発電所」である太陽発電衛星(SPS:Solar Power Satellite)の実現に向けて日々研究開発を行っています。SPSは、巨大なアンテナを使い衛星軌道上からマイクロ波ビームにより地上にエネルギーを送ります。私たちは、地上への正確なビーム制御を行う巨大な無線送電システムを構築するための基礎検討を行い、その成果を本コンテストで発表しました。準決勝は米国で開催された2022 International Space Development Conference (ISDC)、決勝はフランスで開催された2022 International Astronautical Congress (IAC)で実施されました。

SPSは宇宙空間で太陽光発電を行い、その電力をマイクロ波で地上へ無線で送電する「宇宙に作る発電所」です。太陽光を使うため、埋蔵資源の枯渇や温室効果ガスなどの諸問題を解決する近未来のエネルギーシステムとして期待されています。宇宙―地上間の無線電力伝送を含む前人未到の技術が詰め込まれており、SPSの実現は、衛星軌道をエネルギーフロンティアとして開拓する人類の新たな挑戦です。

・受賞者
岸田祐輔(機械工学専攻修士課程2年)
金子美稀(機械工学専攻修士課程1年)
東川宗嗣(機械工学専攻修士課程1年)

・コンテスト名
International Space Solar Power Student Competition 2022

・開催期間
2022年4月30日~9月22日

・受賞日
2022年11月14日

・開催場所
準決勝:Hyatt Regency Crystal City, Arlington, Virginia,U.S.A. (オンライン参加)
決勝:Paris Convention Centre, Paris, France

 ・受賞名
準優勝

 ・受賞論文名
Feasibility study of a large-scale WPT system formed by a modular structure

・備考
International Space Solar Power Student Project Competition

リーフレット「理系学部で学ぶみなさんへ -大学院進学の5つのメリット-」