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第47回法政大学大学院まちづくり都市政策セミナー 開催(12/17)

  • 2022年10月12日
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新たな地域主義の構想に向けて

2021年度のまちづくり都市政策セミナーでは、「コロナ、都市の危機と再生を問う」をテーマとして、持続可能な都市への道筋について考えました。
特に基調講演「今、真の都市再生とは?-自然・歴史・コモンズから」(陣内秀信/法政大学特任教授)では、1970年代のポスト高度経済成長期に登場した「地域主義」を想起し、あらためて地域固有の自然・歴史を基盤として社会・経済を持続させる「新たな地域主義」が提唱されました。

そこで2022年度の本セミナーでは、近年、SDGsとともに、地域循環共生圏などの考え方や実践が各地に広がっていることもふまえながら、時代を導く価値の転換を図るために、まず、水俣文学を築いた石牟礼道子の世界観の核心にある「生命たちの賑わい」に着目し、書き残された言葉と響き合う地域の営みとともに日本社会をとらえ直します。
さらに、人口減少時代の空き家問題に象徴される社会システムの限界を乗り越えるために、私的所有権を相対化しながら自治・協同の再構築をめざす「現代総有」の考え方や、地域の自然・歴史・共同体・文化の結晶である食の可能性から、21世紀における「新たな地域主義」の構想への手がかりを得たいと思います。

  • コロナウィルス感染拡大防止対策を徹底したうえでの開催となります。
  • 感染拡大状況によっては、オンラインに切り替わることもありますことをご了承ください。その場合、当日までに申込者のメールアドレスにご連絡いたします。

     
  • 開会(10:00~)
    • 開会挨拶
    • 場所:富士見ゲート 4階G403教室(定員250名)
       
  • 基調講演「石牟礼道子の世界と地域の未来 ~生命たちの賑わいを感じ取れるか? ~」(10:10~11:30)
    石牟礼道子著『椿の海の記』は、一人の少女が自然環境と都市の両方を、どのように捉えていたかを、言葉で詳細に知ることのできる貴重な資料です。その言葉は今の私たちに「生命の賑わいを感じ取っているのか?」という問いをつきつけてきます。
    水俣学も、その前にあった谷中学も、単に環境汚染の実だけでなく、近代社会が経済競争やその結果である戦争を、生命に優先してきたことを訴えていました。実際には、人間を含めた生命の多様性とその価値を取り戻すことができる場所は、日本各地にまだまだあるのです。そのことを、石牟礼道子の言葉を導きに、『カムイ伝』や現在の沖縄、八重山、佐渡、秋田なども事例にしながら、お話ししたいと思います。
     
    • 講演:田中優子(法政大学名誉教授)
    • 場所:富士見ゲート 4階G403教室(定員250名)
    • 共催:法政大学エコ地域デザイン研究センター

  • 学生ポスターセッション(11:40~12:50) ※申込み不要
    • 場所:外濠校舎 3階ギャラリー
    • コーディネーター:杉崎和久(公共政策研究科教授)
       
  • 分科会1「共同性の再構築~現代総有の提唱と実践」(13:00~15:30)
    土地・空間の私的所有権が強い日本では、人口オーナス社会への突入により土地や住宅・住戸の利用や所有の放置・放棄などが社会問題化しています。他方で、「人々と空間の共同性を構築」しようとする市民事業が生まれ始めています。そのような新たな共同性を構築しようとする取組みを「現代総有」と命名し、「入会」などの古いタイプの共同的取組みであるコモンズとは区別したいと思います。この分科会では、現代総有の幾つかの取組みを紹介しながら「共同性の再構築」の可能性と展望について議論します。
     
    • 場所:大内山校舎 8階Y802教室(定員80名)
    • 共催:現代総有研究所
    • コーディネーター:野口和雄(公共政策研究科兼任講師、都市プランナー)
    • コメンテーター:五十嵐敬喜(法政大学名誉教授)
    • パネリスト:
      • 日置雅晴(弁護士、上智大学法科大学院非常勤講師)
        「門前町城端(富山県南砺市城端)における現代総有の試みと課題」
      • 宮崎一徳(参議院事務局)・風間一毅(沼津市役所)
        「市民による新たな共同性を回復する試み」
         
  • 分科会2「食が紡ぐ地域の可能性」(13:00~15:30)
    地元で生産された食材・伝統野菜の活用や地域に伝わる食文化の再発見などを通じて、地域の内外を紡ぐ動きが各地で輝きを帯びています。この分科会では、「いのち」や「自然」にも直結する「食」を切り口に、地域で取り組まれている活動事例を紹介します。これらの活動と各々の地域における歴史・文化・環境などの価値を再考し、そこから生まれる人々の結びつきにも焦点を当てながら、「食」を通じて紡がれる地域の可能性を考えてみたいと思います。
     
    • 場所:大内山校舎 8階Y805教室(定員80名)
    • コーディネーター:谷本有美子(公共政策研究科准教授)
    • コメンテーター:木村純子(経営学研究科教授)
    • パネリスト:
      • 清水まゆみ(かわさき・食と農のコミュニティ代表)
        「川崎の農産物をおいしく楽しく食べるコミュニティ」
      • 久保健治(特定非営利活動法人佐原アカデミア監事)
        「発酵・醸造の伝統を活かす佐原の食文化」
         

テ ー マ 新たな地域主義の構想に向けて
日 程 2022年12月17日(土)
場 所

法政大学市ヶ谷キャンパス

  • コロナウィルス感染拡大防止対策を徹底したうえでの開催となります。

  • 感染拡大状況によっては、オンラインに切り替わることもありますことをご了承ください。その場合、当日までに申込者のメールアドレスにご連絡いたします。

プログラム

10:00~10:10 開会 / 富士見ゲート 4階G403教室
10:10~11:20 基調講演「石牟礼道子の世界と地域の未来 ~生命たちの賑わいを感じ取れるか? ~」 / 富士見ゲート 4階G403教室
11:40~12:50 ポスターセッション / 外濠校舎 1階メディアラウンジ
13:00~15:30 分科会1「共同性の再構築~現代総有の提唱と実践」 / 大内山校舎 8階Y802教室
13:00~15:30 分科会2「食が紡ぐ地域の可能性」 / 大内山校舎 8階Y805教室

参加費 無料

参加申込み

参加ご希望の方はこちらより参加申込みをお願いします。

その他

  • 当日は、大学内の食堂は営業しておりません。
    恐れ入りますが、ご昼食は、大学外の施設をご利用いただくか、ご持参くださるようお願いいたします。

 

 

 

お問い合わせ

法政大学 大学院事務部大学院課

TEL:03-5228-0551
E-mail:i.hgs[at]ml.hosei.ac.jp
※ [at] は「@」に置き換えてください。