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理工学研究科の在学生が第107回 日本細菌学会関東支部総会で優秀発表賞を受賞③

  • 2024年12月20日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程に在学中の武井 陸さん(川岸郁朗研究室)が、第107回 日本細菌学会関東支部総会で優秀発表賞を受賞しました。    

大腸菌はべん毛を回転させて液体中を泳ぎ、好ましいものに近づき、嫌なものから遠ざかる「走化性」という性質を示します。この研究は、本来走化性とは別にはたらくと考えられている環境ストレス感知センサーから、べん毛回転制御タンパク質への信号が伝えられること、そしておそらくストレス要因から遠ざかるようにはたらくことを示したものです。 

地球上のバクテリアはさまざまな環境センサーを有しているので、今回見つかった信号伝達のしくみをうまく改変すれば、バクテリアを用いた環境中物質の探知センサーの開発につながると期待されます。

・受賞者:武井 陸(生命機能学専攻 生命機能学領域 修士課程 2年)

・学会名:第107回 日本細菌学会関東支部総会

・受賞日:2024年12月14日

・受賞名:優秀発表賞

・受賞論文名:大腸菌ストレス応答センサーキナーゼからべん毛回転制御因子へのクロストーク