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理工学研究科の在学生が電子情報通信学会 光・電波ワークショップで電磁界理論研究会 学生優秀発表賞を受賞

  • 2026年03月12日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程に在学中の巻本 拓人さん(柴山 純研究室)が、電子情報通信学会 光・電波ワークショップで電磁界理論研究会 学生優秀発表賞を受賞しました。 

損失性媒質を計算するには、表面インピーダンスを導入することで効率よくモデリングできます。しかし従来手法では、表面インピーダンスのパラメータの抽出において、抽出の際の時間刻み幅と、その後のFDTD解析で用いる時間刻み幅を同じ値に選ぶ必要がありました。ここで大きな問題となっていたのが、精度良くパラメータ抽出を行える時間刻み幅が、FDTD法で許容される時間刻み幅をしばしば超過してしまうことでした。本研究では、パラメータ抽出とFDTD解析で独立した時間刻み幅を使える新たな手法を提案しました。パラメータ抽出の際に求めた時間領域の伝達関数を、一度周波数領域に戻します。こうすることで、自由に時間刻み幅を選びつつ、再度時間領域の伝達関数に変換できます。結果として、損失性媒質の一連の解析が、高精度かつ柔軟に行えるようになりました

ここで開発した手法は、学術的に見て極めて高度な計算技法に基づいています。損失性媒質の解析だけでなく、材料の誘電率が周波数に対して変化する媒質の解析に広く応用可能であり、今後アカデミックな世界において様々な材料解析に利用されると期待されます。

なお、本研究成果は、法政大学、NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)、都立大学の共同研究によるものです。

・受賞者: 巻本 拓人さん(電気電子工学専攻修士課程2年)

・学会名:電子情報通信学会 光・電波ワークショップ

・学会開催場所: 北見市 オホーツクJA Bldg.

・学会開催期間:2025年7月10日~11日

・受賞日:2026年3月10日

・受賞名: 電磁界理論研究会 学生優秀発表賞

・受賞論文名:周波数依存型FDTD解析のための表面インピーダンスの新たなパラメータ抽出法

・共著者:チャカロタイ ジェドヴィスノプ(NICT)、柴山 純(法政大学理工学部教授)、鈴木 敬久(東京都立大学)、藤井勝巳(NICT)、関根徳彦(NICT)

・参考 電磁界理論研究会 学生優秀発表賞(電磁界理論研究専門委員会ウェブサイト)