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理工学研究科の在学生が言語処理学会で第20回言語処理若手シンポジウム(YANS2025) スポンサー賞を受賞

  • 2025年09月24日
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理工学研究科修士課程の在学中の川田 拓朗さん(彌冨 仁研究室)が、言語処理学会で第20回言語処理若手シンポジウム(YANS2025) スポンサー賞を受賞しました。  

近年、先端的な学術論文で論文内容の成果、主な貢献を視覚的に図で表すgraphical abstract(GA)の導入が進んできました。本研究は、先端的な生成AIモデルを用いて、論文中のコンテンツ(本文、図、表など)を元に、GAの自動生成を目指す独自で新しい研究です。

本研究は論文の主な貢献を1枚の図で表す技術に関するものであり、技術の応用先は論文内容の要約に限りません。これまでにgptなどのLLM(large language models)を用いたテキストの要約技術はほぼ実現できていますが、テキストの他に図や表が含まれる膨大な情報から、それを要約し、直感的に示すことができる図やテキストを生成することは極めて大きな応用が期待できます。

・受賞者:川田 拓朗(応用情報工学専攻 修士課程1年) 

・学会名:言語処理学会

・学会開催場所: アクトシティ浜松

・学会開催期間:2025年9月18日~9月19日

・受賞日:2025年9月19日

・受賞名:第20回言語処理若手シンポジウム(YANS2025) スポンサー賞

・受賞論文名:GenGA: 学術論文における編集可能なGraphical Abstractの自動生成に関する初期検討

・備考:このシンポジウムにて同時に開催されたハッカソンにおいて、川田さんのチーム(Lucky7: 川田さんの他、香川大、愛媛大、徳島大の学生、スマートバンク社の若手社員の計5名のチーム)は別途「審査員特別賞」も受賞しました。写真は2つの賞状をもつ川田さんと、一緒に参加した彌冨研究室の学生達です。(ハッカソンのメンバーではありません。)

賞状を持つ川田さんと彌冨研究室の学生たち