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理工学研究科の修了生が電気学会 静止器・回転機合同研究会で電気学会優秀論文発表賞を受賞

  • 2025年05月12日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程修了生の澤田 亮太さん(岡本 吉史研究室)が、電気学会 静止器・回転機合同研究会で電気学会優秀論文発表賞を受賞しました。 

計算対象に依って、有限要素に基づく電磁力計算には多大な計算誤差が含まれます。機器の構造を抜本的に改変できるトポロジー最適化において、通常の電磁力計算を活用した場合、非物理的な磁気構造が得られることがあります。本研究では、電磁力計算精度を大幅に向上できる誤差補正法を導入することで、電磁力を目的関数に含む勾配法ベースのトポロジー最適化手法を提案しました。 

昨今、計算機を活用した電気機器の設計では、トポロジー最適化といわれる抜本的な構造変化をもたらす最適化技法が活用されています。本提案手法の導入は、アクチュエータやモータなどの電磁力を活用する電気機器の性能向上に大きく寄与することが期待されます。

・受賞者:澤田 亮太(電気電子工学専攻 修士課程 修了生) 

・学会名:電気学会 静止器・回転機合同研究会

・開催期間:2024年3月4日~3月5日

・受賞日:2025年3月31日

・受賞名:電気学会優秀論文発表賞

・受賞論文名:誤差補正法を導入した電磁力計算に基づくトポロジー最適化