理工学研究科博士後期課程に在学中の小池 風輝さん(森隆昌研究室)が、分離技術会年会2024で学生賞を受賞しました。
本研究は、スラリー(液中に固体微粒子が分散している懸濁液)中の微粒子を電気を利用して分離回収する技術に関するものです。
一般的に、液中に分散した微粒子を分離回収する際には、薬剤を投入して微粒子同士をくっつけて沈降させる方法が用いられています。
しかし、投入した薬剤が不純物となり、微粒子の再利用が困難となってしまう例が報告されています。
これに対して本研究の方法は、薬剤を使用せずに液中に分散した微粒子を沈降させることができるため、分離回収後の微粒子を有効活用できる技術として期待されています。
・受賞者:小池 風輝(応用化学専攻 博士後期課程 1年)
・学会名:分離技術会年会2024
・受賞日:2024年12月20日
・受賞名:学生賞
・受賞論文名:粒子の電気泳動が引き起こす密度流による沈降促進現象のモデル化