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理工学研究科の在学生が第107回 日本細菌学会関東支部総会で優秀発表賞を受賞①

  • 2024年12月19日
  • 受賞
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理工学研究科修士課程に在学中の若林 丈人さん(佐藤勉研究室)が、第107回 日本細菌学会関東支部総会で優秀発表賞を受賞しました。   

細菌が放出する膜小胞は、その抗原性からワクチン開発に利用されています。この研究では非病原性の枯草菌と呼ばれる細菌の膜小胞に抗原を貼り付けた、新たなワクチンプラットフォームを開発しました。この膜小胞ワクチンのマウスへの投与は、抗原に対する抗体の産生を促進することが明らかになりました。

このワクチンは細菌由来の膜小胞から作製するため、安価および大量に作製することができます。このプラットフォームを利用することで、任意の抗原に対する膜小胞ワクチンを迅速に作製することができ、感染症の流行にすぐに対応できるワクチンとなることが期待されます。           

・受賞者:若林 丈人(生命機能学専攻 生命機能学領域 修士課程 1年)

・学会名:第107回 日本細菌学会関東支部総会

・受賞日:2024年12月14日

・受賞名:優秀発表賞

・受賞論文名:枯草菌由来膜小胞を抗原担体としたワクチン開発