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理工学研究科在学生の汐見駿佑さんが計測自動制御学会 システム・情報部門 知能分子ロボティクス調査研究会で学生プレゼンテーション賞を受賞

  • 2022年12月13日
  • 受賞
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本研究科生命機能学専攻の修士課程に在学中の汐見駿佑さんが、計測自動制御学会 システム・情報部門 知能分子ロボティクス調査研究会で第6回分子ロボティクス年次大会 学生プレゼンテーション賞を受賞しました。

分子ロボティクスは分子を部品としてロボットのようなシステムを創ることを目的とした新しい学術分野です。汐見さんたちは人工脂質膜小胞であるリポソームに微生物であるクラミドモナスを封入して、移動する分子ロボットを創ることに成功しました。本研究では、その移動メカニズムを高速度カメラにより解析し、クラミドモナスの鞭毛運動によって形成された膜突起が外部流体を後ろに押し出す動作を繰り返し行っていることを発見しました。分子ロボットの研究は、例えばミクロの決死圏のような診断と薬物投与を同時に行う分子ロボットや環境モニタリング、食品トレース、ヘルスモニタリングなど、様々な応用が期待されていますが、本研究ではまさにミクロの決死圏のような生体内で移動する分子ロボットの開発に貢献できることが期待されています。


・受賞者
汐見駿佑(生命機能学専攻修士課程2年)

・学会名
 計測自動制御学会 システム・情報部門 知能分子ロボティクス調査研究会

・開催期間
2022年11月12日~11月13日

・受賞日
2022年11月13日

・開催場所
東北大学工学部 青葉山記念会館

 ・受賞名
第6回分子ロボティクス年次大会 学生プレゼンテーション賞

 ・受賞論文名
封入されたクラミドモナスが形成する膜突起によるリポソームの推進機構

・備考
リーフレット「理系学部で学ぶみなさんへ -大学院進学の5つのメリット-」