お知らせ

FICオープンセミナー 新任教員による研究発表会:グアリーニ先生講演会(5月24日開催、申込締切5月23日正午)

  • 2022年05月19日
  • イベント・行事
お知らせ

5月24日(火)に「FICオープンセミナー」をオンライン開催します。参加を希望される場合は、以下の要領の通りお申込みください。

1)日時:5月24日(火)17:00~18:00(Zoomを利用)

2)「参加希望申請書」の締切日:5月23日(月)正午まで

3)参加方法:
「本学学生」と「一般の参加者の方」は、上記の締切日までに重定 如彦宛てに(このページ下部の連絡先宛てに)「申請書」を添付ファイルにて送付してください。
なお「学生参加者」の方は、必ず法政大学メールを記入してください。その後、受け取り次第に、Zoomミーティングへの参加に関する「招待メール」をお送りいたします。「一般参加者」の場合には参加可否についてお時間を少し頂くことになります事、ご了承ください。なお、上記の研究会の時間帯に「リンク」を押していただければ、研究会に参加できます(ミュートでのご参加にご協力ください)。

4)内容:
 国際文化情報学会に所属する教員と学生(大学院生・学部生)が参加する形で、国際文化研究科の教員の研究発表会を実施いたします。本会は「一般公開」の研究発表会です。
 本会は1時間程度で(発表のみ/質疑応答は後日)、発表者の研究に関連する紹介・報告を行っていただきます。 なお、今回の発表においては、リアルタイム・オンライン配信(同期型)にて発表を行っていただきます(Zoom利用)。当日の指定された時間帯に、公開ページにアクセスすることで、発表を見聞きすることができます。

発表時間とテーマおよび要旨は以下の通りです。

グアリーニ レティツィア   法政大学国際文化学部 専任講師 17:00~18:00(予定)

テーマ:日本現代文学における父の暴力と少女の逃亡――角田光代「ゆうべの神様」と柳美里「フルハウス」を中心に                                

要旨:1970年代から2000年代にかけて、日本では父の不在と母の支配が表裏一体であるとして注目を浴び、日本文学研究においてもそれが一つのパラダイムとなった。その結果、従来日本文学における母娘関係が幅広く研究されてきたのに対して、父娘関係というテーマが過度に単純化され、見逃されてきてしまったのである。というのは、母娘関係と比べると、父の抑圧が簡単に批判できるものとして見做されてきたからある。このような父娘関係の捉え方によって、父の娘に対する欲望とそれに応えるような立場に強制される娘の状況が看過ごされてきたことに注意を払う必要がある。本発表では、その論理的枠組みを踏まえた上で、角田光代「ゆうべの神様」(1992年)と柳美里「フルハウス」(1995年)を分析し、父の欲望と暴力から娘が逃れる(不)可能性について論じる。


上記の通り「質疑応答」に関しては、電子メールを利用して実施いたします。 また、セキュリティ対策のため、「一般参加者」が視聴を希望する場合には、事前に「一般参加申請書」を提出してもらい、それに基づいて「参加可否」を研究科において判断いたします(詳細は申請書類を参照)。本学学生が参加する場合にも、参加者の確認を取るために「学生参加申請書」を提出してください。よろしくお願いいたします。
 

5)連絡先
重定 如彦 法政大学国際文化研究科・教授
sigesada(アットマーク)hosei.ac.jp 
※メールでのお問い合わせの際は(アットマーク)を@にかえて送信してください。

 

参加希望申請書