このたび、2022年度法政大学大学院・連帯社会インスティテュート主催科目「連帯社会とサードセクター」の一部授業回を、「世界の動きから社会的連帯経済(SSE)を学ぶ」と題し、Zoomを用いたオンライン公開講座として広く聴講者を募ることといたしました。
社会的連帯経済は、協同組合や共済組織を中心とした社会的経済(非営利・協同セクター)を中心として経済のありかたを変革し、持続可能な市民社会の構築を目指すグローバルかつローカル(グローカル)な連帯運動です。
小規模のコミュニティ経済の担い手のほか、自治体を含む政府セクターや民間営利セクターとのパートナーシップが重視されるなかで、協同組合の役割はこれまで以上に重要になってきます。
本年度の国際労働機関ILO総会では「ディーセント・ワークと社会的連帯経済」が一般討議のテーマとなり、ポストSDGsの経済社会構想として世界中で注目を集めています。
本科目は、このSSEの世界的動きに対して、日本の協同組合運動がどのように合流し、またこの運動を牽引する大きな力となり得るのか、オムニバス形式での講義と対話を通して考えていくものです。
講座は以下のスケジュールにて開催いたします。
【第1回】5月7日(土)13:10〜14:50
講師:古沢広祐(國學院大学客員教授・国際開発学会SSE研究部会長)
※第1回の後半は、ILO駐日代表の高崎真一氏との対談を予定しています。
【第2回】5月7日(土)15:00〜16:40
講師:田中滋(アジア太平洋資料センター、RIPESS理事)
【第3回】6月4日(土)13:10〜14:50
講師:佐藤寛(JETROアジア経済研究所上級主任調査研究員、元国際開発学会会長)
【第4回】6月4日(土)15:00〜16:40
講師:丸山茂樹(社会的連帯経済を推進する会・コーディネーター)
【第5回】7月2日(土)13:10〜14:50
講師:北島健一(立正大学教授)
【第6回】7月2日(土)15:00〜16:40
講師:岸本聡子(トランスナショナル研究所、アムステルダム)
【第7回】7月9日(土)13:10〜14:50 <最終回>
講師:藤井敦史(立教大学教授、社会的企業研究会代表)
社会的連帯経済に興味・関心のある学生、研究者、実務家の皆様におかれましては、お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。
全ての回の参加、あるいはご興味のある回のみの参加申込みも承ります。
参加にあたっては、以下のWEBフォームを通しての申請が必要となりますので、事前申請いただけますようお願い申し上げます。
なお、科目の正式履修者以外の参加は、Zoomでのオンライン参加のみとなっております。
各回の定員は300名となっております。定員を超えるお申し込みがありました場合には、先着順とさせていただきます。
(担当者)
法政大学大学院 連帯社会インスティテュート教授 伊丹 謙太郎
(お問い合わせは、上記のフォームよりお願いいたします)