キャリアデザイン学部

TOPICS

2010.12.08

武石ゼミ3年生が「仕事と生活の調和を考える学生フォーラム:私たちが変える働き方!〜学生が提言するワーク・ライフ・バランス憲章〜」を開催しました





武石恵美子ゼミでは「これからの働き方」をテーマに学んでいます。これからの社会は、個人の多様なニーズを受け止める働き方が求められます。多様な働き方、生き方を実現できる社会が「ワーク・ライフ・バランス(WLB)社会」です。これまでの仕事か生活か、の二者択一ではなく、両方とも選択できる働き方の意義を、多くの学生たちにも知ってもらいたいと考え、11月20日法政大学において、仕事と生活の調和を考える学生フォーラムを、子育て応援とうきょう会議(東京都)とともに開催しました。自主的なゼミ活動においてゼミ生が企画提案し、半年ほどかけて準備を進めて実現したものです。当日は他大学の学生、社会人の方を含めて100名を超える参加者がありました。

フォーラムは、アンケート調査結果の発表、佐々木常夫氏による基調講演、社会人やコメンテーターの方々によるパネルディスカッション、社会人を招いてのグループディスカッション、最後に「大学生版WLB憲章」の発表を行いました。

最初に、武石ゼミ生が作成、集計、分析したアンケート調査結果の発表を行いました。このアンケートは、WLBに対する意識調査を、首都圏の大学3・4年生462人を対象に行ったものです。その結果をもとにフォーラムでは、10年後仕事と家庭を両立したいと希望する学生は79%にのぼったものの、実際に両立できると考えているのは23%と、理想と現実の受け止め方がかけ離れている実態などを報告しました。学生によるWLBのアンケート調査は前例がないため、読売新聞でも紹介されました。

基調講演では、株式会社東レ経営研究所特別顧問佐々木常夫氏に、ご経験をもとにしたワーク・ライフ・マネジメントを目指す働き方を示していただきました。困難な家庭の事情を抱えながら、仕事と家庭をあきらめなかった思いをお聞きして、多くの学生が力をもらったようです。これから社会に出て働いていくことに対して不安が多い私たち学生に、人生の先輩として温かいメッセージをいただきました。

パネルディスカッションでは、コメンテーターの方々に、専門家の立場からWLBの意義について話していただき、また実際にWLBのとれた生活を送っている社会人の方々には、仕事と育児や学業をどのように両立させているのかを話していただきました。両立することのやりがいや苦労、WLB実現のための企業への働きかけ、また、メンタルヘルスの問題などのお話をしていただき、WLBを様々な角度からみつめることができました。

  グループディスカッションでは、参加者全員が10のグループに分かれて、学業や育児、ボランティアなどと仕事を両立されている社会人の方をそれぞれゲストに迎え、意見交換を行いました。少人数のグループで、両立されている方の生の声を聞くことで刺激を受け、学生が主体的にWLBに取り組むことの意義や将来の自分について考えるよい機会となりました。グループディスカッションに参加できたことで、新しい生き方のモデルを知ったと、高く評価する学生の声が目立ちました。

フォーラムの最後には、私たち武石ゼミ生が長時間の議論を経て作成した「大学生版WLB憲章」の発表を行いました。アンケート結果を踏まえた現状認識のもと、これからの日本をWLB社会にしていくために、私たち大学生がすべきこと、大学生が将来社会人になった時にすべきことを宣言し、社会に求めることの提言を行いました。政府が作成した「WLB憲章」を学生の視点からとらえなおした点に特徴があります。

  フォーラム後に行ったアンケートでは、「WLBを保つためには、環境に身を任せるのではなく、自ら考えて、自ら周りに働きかけ、周りを上手く巻き込んでいくことが大切だと感じました。」「フォーラム全体を通して将来の生き方についてもっともっと視野を広げて考えていきたいなと思いました。」といった意見をいただくことができました。多くの学生からこのような意見を聞くことができ、このフォーラムを開催することで、学生がWLBを自分たちの問題として主体的に考える機会を提供することができたのではないかと感じています。また、武石ゼミ生にとっても、WLB社会の実現のためには1人1人が主体的に取り組んでいくことの重要性を再確認するフォーラムとなりました。
 約半年間、ゼミ生が一体となってこのフォーラムの実現に向けて準備を進めてきましたが、参加した方の感想をみて、開催してよかった、という思いでいっぱいです。フォーラムの模様はNHKのニュースで放映され、憲章を提言した私たちの責任の重さを改めて認識しました。
 今回の経験をもとに、私たち武石ゼミ生は、今後もWLB社会の実現に向けて学び、そして行動していきたいと考えています。

武石恵美子ゼミ 3年生一同