氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
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溝谷 康二 | デザイン工学部 | システムデザイン学科 | 1 |
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「今は痛く、苦しく前が見えなくても、いつか幸せになれる日がやってくる。」水中に居て、包帯を巻いていて痛く苦しんでいるところに幸せの青い蝶がやってきて、包帯がほどけていき、水面に近づいていくシーンを描きました。
(アピール点)
ソフトの水彩ツールでアナログ感を出しつつ、レイヤーの透明度調整や、加算、覆い焼きなどのデジタルならではの表現方法も駆使しました。特に、手の周りにある胡蝶蘭や、青い蝶は時間をかけ質感を追及しました。青い蝶はモルフォ蝶で、幸せを運んでくるといわれています。また、胡蝶蘭にも「幸福が飛んでくる」という花言葉があり、そこから作品タイトルを取りました。
傷ついた手と蝶、花弁、水による、シュールレアリズムの構成である。画面下部に構成された手が水の中から浮かびあがろうとする動きとシンボリックな蝶や花弁は、作者の作画意図をわかりやすく伝えている。この作品のテーマとは違うのだが、傷ついた腕とリボンの構成による岡本太郎の初期作品「傷ましき腕」を少し思い起こさせる。(稲垣)