『印象派画家・Renoir』(多摩)

2012年11月02日

展示風景

【展示風景】
場所:多摩図書館2Fエントランス

 フランス印象派の作品は、美術館でも企画展として取り上げられることも多いため、一度は皆さんも目にしたことがあるかと思います。印象派と呼ばれている画家たちは、1874年に最初のグループ展を開催しました。それを見たある美術記者が、揶揄して彼らのことを「印象派」と呼びます。これは、彼らの絵が単に第一印象を描いただけにすぎない、という意味からでした。しかし、彼らの絵画は、それまでの西洋絵画に顕著にみられた難解な寓意やアトリビュートを読み解く必要がほとんどなく、歴史や宗教に関する素養がなくても鑑賞を楽しむことができたため大衆に受け入れられ人気を博しました。彼らはこの名前を自ら採用し、歴史に名を残すことになったのです。

 2012年度後期展示では、多摩図書館が所蔵する画集を集め、印象派の画家たちの作品をお楽しみいただきたいと思います。

11月テーマ「Renoir」

ルノワールは1841年リモージュに生まれ、1854年、絵付(えつけ)職人として陶器工房に徒弟奉公に入るかたわら、夜学で素描を学びました。「カフェ・ゲルボアの集い」に参加し、マネ、モネの影響をうけてしだいに印象主義の技法とビジョンの形成へと向かっていきました。その後ラファエロとアングルの作品を研究したことにより、明確なデッサンと寒色調の色彩に転じますが、1890年頃にはカーニュに定住して花や裸婦などをもち前の豊潤な色彩で描きました。1912年以降身体が不自由になってのちも、円熟した豊かな色彩を失うことなく絵画制作を続け、1919年12月、遺作となる『水浴びする女たち』を仕上げた後他界しました。

お問い合わせ先:多摩図書館 2Fカウンター TEL:042-783-2264