多摩図書館の学生ボランティアであるライブラリーサポーターが2020年度に引き続き、オンラインビブリオバトルを開催しました。
※「ビブリオバトル」とは、発表者(バトラー)が5分間で本のプレゼンテーションをして、それぞれの発表終了後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする知的書評合戦です。
【開催日時】
2021年4月11日 13:40~15:20
【開催方法】
Zoomにて、オンライン上で開催
【参加者数】
発表者(バトラー) 3名
観戦者 9名
【当日紹介された本】
No. | 本 ★・・・チャンプ本 | 発表要約 | |
---|---|---|---|
1 | 『王者の突破力』 横川尚隆著 KADOKAWA , 2020 多:2F 781/YO |
日本一の成績を誇るボディビルダーがやりたくないことを習慣づけるための方法や、大会前のメンタル管理法を紹介。勝利を続ける著者によるビジネス書として読める一冊。ボディビルに興味がない人にこそ手に取ってほしい。 | |
2 | ★ 『今日もひとり、ディズニーランドで』 ワクサカソウヘイ著 幻冬舎 , 2018 多:2F文庫新書 913.6/WA:S |
丁寧すぎるディズニーランドの描写と無職の23歳の「僕」が家族と過ごす日々との対比が鮮やか。ディズニーランドが「永遠に完成しない王国」であるならば、「家族」が完成することはあるのか?ディズニーランドに行きたくなること必至の一冊。 | |
3 | 受験期に2日で何周も読んでしまうほどハマったおすすめの本。通史の第一部、テーマ史の第二部から成る日本史の入門書。抑制的で中立な書き方が特徴で、作中で登場する比喩はどれも秀逸。 |
(書影出典元:日外アソシエーツBOOKデータASPサービス)
最初に司会者から、オンラインビブリオバトルのルールの説明があり、発表者3名それぞれから自己紹介と意気込みが語られました。
新入生1名を含む発表者3名は5分間で、自分のお気に入り本の紹介を行いました。
それぞれの発表後に、質問時間となり、「紹介されていること以外で何か参考にしたい考え方、行動はありますか?」「この本を読んで興味深いと思った時代は何ですか?」などの質問が寄せられました。発表者がそれに応えることで、本の魅力、発表者の本への思いが一層伝わってきました。
最後に全員でどの本が読みたくなったかをZoomのチャット機能を使って投票し、社会学部 2年生 Cさんの紹介した『今日もひとり、ディズニーランドで』が優勝しました。
ビブリオバトル終了後、多摩ライブラリーサポーターから、活動内容の紹介が行われました。
参加者からは「たくさんの本の紹介を聞いて大満足です。次回を楽しみにしております」(人文科学研究科 1年)といった感想があったほか、「市ヶ谷キャンパス生なので、今回のzoomでの開催は、交通の心配なしに多摩キャンパスの企画に参加できたので嬉しく思います!良い企画でした。次回開催を楽しみにしています」(文学部 1年)との声が寄せられました。
また、アンケートに回答してくださったすべての方から、「またオンラインビブリオバトルに参加したい」という声が寄せられました。
法政大学図書館
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