多摩図書館の学生ボランティアであるライブラリーサポーターが2回目となるオンラインビブリオバトルを開催しました。
※「ビブリオバトル」とは、発表者(バトラー)が5分間の書籍プレゼンテーションをして、それぞれの発表終了後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を行い、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする知的書評合戦です。
【開催日時】
2020年9月23日 13:40~15:20
【開催方法】
Zoomにて、オンライン上で開催
【参加者数】
発表者(バトラー) 3名
観戦者 12名
【当日紹介された本】
書影出典元:日外アソシエーツBOOKデータASPサービス
No. | 本 ★・・・チャンプ本 | 発表要約 | |
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1 | 人間とアンドロイドが暮らす都市で起きた連続殺人事件を軸に展開するスリリングなSF。ロボットから見た人間というテーマにも注目。 | ||
2 | 『スカイホープ最後の飛行 : 3人で読む推理小説』 SCRAP著 SCRAP出版 , 2017 多:2F 798/SC |
本を読むのは1人でという先入観を覆す異色の設定。作者は脱出ゲームを多く手掛けており、脱出ゲームに興味がある人にもおすすめ。 | |
3 | ★ 『推し、燃ゆ』 宇佐見りん著 河出書房新社 , 2020 多:2F 913.6/US |
1999年生まれの現役大学生が描く、現代を舞台にした小説。主人公のように社会とのずれを抱えている人、推しのいる人に読んでほしい。 |
最初に司会者から、オンラインビブリオバトルのルールの説明があり、発表者3名それぞれから自己紹介と意気込みが語られました。
発表者3名は5分間の持ち時間いっぱいを使って、自分のお気に入り本の紹介に熱弁をふるいました。
持ち時間が済むと、発表に対するディスカッションが行われ、観戦者から「この本が映画化された場合、表現が難しいシーンと見どころになるシーンを教えてください」「AIに関する本を読もうと思ったきっかけは何ですか」などの質問が寄せられ、発表者がそれに応えることで、本の魅力がより一層深く伝わってきました。
最後に全員でどの本が読みたくなったかをZoomの投票機能を使って投票し、社会学部 3年生 Bさんの紹介した『推し、燃ゆ』が優勝しました。
ビブリオバトル終了後、発表者と観戦者との懇談会が行われ、発表された本に限らず、読書やライブラリーサポーター活動をテーマに、所属キャンパスや学年の異なる学生同士で交流しました。
参加者からは「たくさんの本の紹介を聞いて大満足です。次回を楽しみにしております」(人文科学研究科 1年)といった感想があったほか、
アンケートに回答してくださったすべての方から、またオンラインビブリオバトルに参加したいという声が寄せられました。
法政大学図書館
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