法政大学図書館では、「好きな本・おススメの本・座右の書でつながる読書会」を以下のとおり開催し、好評のうちに終えることができました。
※「つながる読書会」とは、参加者同士のトークがメインの、「本」を使ったオンライン・コミュニケーション・イベントです。
【開催日時】
2020年７月１日（水）15：15～16：45
【開催方法】
Zoomによるオンライン開催
【当日の流れ】
①イントロダクション：持参した本の紹介
②ダイアログ：参加者同士で、好きな本・人に紹介したい本・おススメの本について質問をしあい、対話しました。
③フリートーク：全体を通した気付きと未来に向けたスモールステップの共有をしました。
【参加者数】
1年生5名（法学部・文学部・経済学部・現代福祉学部・社会学部）
4年生１名（文学部）
大学院生１名（政策創造研究科）
【当日紹介された本について（抜粋）】
「もしもコロナがなかったら・・・」と落ち込んでいたけれど、この本を読んで励まされたという『もしもの世界』の紹介がありました。
ディストピア小説というジャンルの『すばらしい新世界』という小説の紹介がありました。
例え徹底した管理社会で幸せになれるとしても、自由の中で大変でも生き抜きたいという学生の言葉が心に響きました。
職員からは、ちょうど読書会前日2020年6月30日に話題となった『2020年6月30日またここで会おう』という本、それに関連した『武器としての決断思考』を紹介しました。
不確実な未来を、自分で判断し、決定して生きてくため、自分自身を拠りどころとできるように、学ぶ必要があるというフレーズが印象的でした。
幸せの色々な形や生き方の多様性に気付いたという『みらいめがね それでは息がつまるので』や、
現状に甘んじてしまっている時に自らを奮い立たせてくれるという『アルケミスト 夢を旅した少年』など、沢山の魅力的な本の紹介がありました。
【参加者からの感想・当日の様子】
好きな本について話すため、読書会が始まった直後から、活発なトークが行われました。
「このようなオンライン・イベントを開催があるのなら、今の状況も少しよかったと思えるくらい楽しかった」、
「本を選ぶときは、本屋に置いてある小冊子を参考にするのだが、読書会で人からおススメされるのは新鮮な体験だった。」、
「今まであまり大学の人とかかわってこなかったけど、こんなに読書好きの人がいるのを知らなかった。楽しかったので、読書好きの人と、これからもつながっていたい」
という、うれしい感想をいただき、参加者満足度100％でした。
また、「面白かったから！」、「他の学生と交流しながら、色々な本を知りたい」、「楽しかった！」、
という理由で参加したすべての方に、また読書会に参加したいというお声をいただきました。
本イベント終了後、30分ほど懇親を行うほど、参加者同士、本を通じて仲良くなったようです。
図書館では、楽しいイベントの開催を予定していますので、今後もぜひご参加ください。
※「好きな本・おススメの本・座右の書」として紹介された本は以下です。
●すばらしい新世界 / ハックスリー[著] ; 松村達雄訳
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
●ペンギン・ハイウェイ / 森見登美彦著
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
●月と六ペンス / サマセット・モーム [著] ; 金原瑞人訳
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
●みらいめがね : それでは息がつまるので / 荻上チキ, ヨシタケシンスケ著
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
●アルケミスト : 夢を旅した少年 / パウロ・コエーリョ著 ; 山川紘矢,山川亜希子訳
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
●出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと / 花田菜々子著
※本学に所蔵なし
●青くて痛くて脆い / 住野よる著
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
●武器としての決断思考 / 瀧本哲史著
http://opac.lib.hosei.ac.jp/
以上