春学期のケース展示では、海外美術館の図録や作品集のうち、東洋美術を多く扱う美術館のコレクションを紹介します。海外へ行くことが難しい今だからこそ、図書館の資料を用いて海外へ思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ギメ美術館は、パリにあるフランス随一の東洋美術館です。実業家エミール=ギメの収集品をもとに設立された美術館を起源とし、1945年、ルーブル美術館東洋部の所蔵品を合わせ国立ギメ美術館となりました。
コレクションは東洋全域の美術品を収蔵する充実した内容となっており、なかでもギメ美術館の浮世絵コレクションの歴史は、フランスにおけるジャポニズムの流れと照応しているといわれています。
東洋から海を渡りヨーロッパの人々にも影響を与えたコレクションの一部を図書館の資料でご紹介いたします。
※ギメ美術館公式ホームページ「COLLECTION」内にて作品画像を閲覧することが可能です。インターネットが利用できる環境であれば、ご自宅等からもお楽しみいただけます(VPN接続不要)。