秋学期のケース展示では、江戸時代に浮世絵師として活躍した、今年で没後250年の鈴木春信、生誕260年の葛飾北斎の作品を味わうことができる資料を紹介します。
また、オンラインでも展示内容の一部を鑑賞していただけるよう、「国立国会図書館デジタルコレクション」にて公開されている資料へのリンクを展示リスト内に記載しています。あわせてお楽しみください。
江戸中・後期の浮世絵師である葛飾北斎が、富士山を題材として描いた風景版画の連作が「冨嶽三十六景」です。出版当初は全36枚で完結の予定でしたが、その後10図が追加出版され、全46枚で完結しました。「冨嶽三十六景」は世界的にも広く知られ、世界遺産でもある富士山をメインモチーフとし、日本を代表する浮世絵のひとつであることから、2020年旅券(パスポート)のデザインにも取り入れられました。
※デジタルアーカイブの分野横断型統合ポータル「ジャパンサーチ」にて「冨嶽三十六景」と検索することで、作品画像を閲覧することが可能です。